[Financial Express]ニューヨーク、11月2日(ロイター/AP/BBC):ドナルド・トランプ氏は、4年前と同じように、2024年の選挙で負けた場合に結果に異議を申し立てるための準備に何カ月も費やしてきた。
集会のたびにトランプ氏は支持者らに「不正が許さないほどの」勝利をもたらすよう訴え、民主党が不正を働いた場合のみ敗北すると訴えている。トランプ氏は、結果がどうであれ結果を受け入れるかどうかについては繰り返し明言を拒んできた。さらにトランプ氏は、事実無根の根拠のない誤った主張やとんでもない説を引用し、不正行為はすでに行われていると主張している。
「我々を止められるのは不正行為だけだ。それが我々を止められる唯一のものだ」と彼は木曜深夜アリゾナ州で開かれたイベントで語った。
全国および僅差の7州での世論調査では、選挙日の3日前にトランプ前大統領がハリス副大統領と接戦を繰り広げていることが示されている。
トランプ氏は、2020年の選挙で民主党のジョー・バイデン大統領に敗れたのは、トランプ氏が負けた複数の州で不正が蔓延したためだと虚偽の主張を続けており、一方でトランプ氏とその支持者たちは今回の選挙について根拠のない主張を広めている。
トランプ大統領は木曜日、ペンシルベニア州の疑わしい有権者登録用紙の調査が不正投票の証拠であるという根拠のない主張を強めた。今週、郵送投票用紙を受け取るために長い列ができたことについて、トランプ大統領の支持者の一部は投票抑圧を主張した。
一方、ハリス氏率いる民主党は、2020年のように、トランプ氏が全ての票が集計される前に早まって勝利を宣言しようとする可能性に備えている。彼らの当初の計画は、トランプ氏がそうした場合には、ソーシャルメディアや報道機関に冷静さと忍耐を求める声を大量に流すことだ。
ハリス氏は水曜日のABCとのインタビューで、「もし彼がそうするなら、残念ながら我々は準備ができている。そしてもし彼が実際に報道を操作し、アメリカ国民の総意を操作しようとしているとわかれば、我々は対応する準備ができている」と述べた。
2020年の選挙後の不正投票に関するトランプ氏の虚偽の主張は、大統領を決める選挙人票の議会による認証を阻止または揺るがそうとするトランプ氏支持者による2021年1月6日の米国議会議事堂襲撃という致命的な事件に先立って起きた。
「これは選挙結果を覆そうとする試みの種を蒔くことになる」と擁護団体「民主主義を守る」の戦略家カイル・ミラー氏は言う。「我々は2020年にそれを目の当たりにした。それ以来トランプ氏とその仲間が学んだ教訓は、こうした考えを早く植え付けなければならないということだと思う」
トランプ大統領の同盟者らも、外国人が相当数投票する可能性があると懸念を表明しているが、実際にそのような例はほとんどない。
金曜日、複数の米情報機関は、ハイチの人々がジョージア州で複数回投票したと偽って映し出すビデオをロシアが作成し、ネット上で出回っていると発表した。このビデオは、選挙への信頼を損ない、米国民を分裂させようとするロシアの取り組みの一環だと、同機関は述べた。
トランプ裁判所は分裂
必ず勝たなければならない有権者
ミシガン州
米国最大のアラブ系住民が多数を占める都市で、さわやかで晴れたある日、ドナルド・トランプ氏を一目見ようと、何十人もの人々がグレート・コモナー・カフェの外に集まった。
「われわれが望むのは平和だ」とトランプ大統領は大統領選挙の数日前、ミシガン州ディアボーンのレストラン内でアラブ系アメリカ人のビジネスリーダーらに語った。
しかし、近くでトランプ支持派と反トランプ派の群衆が互いに叫び合っていたことは、激化する中東戦争に対処するのに最適なアメリカ大統領を選ぶことに関してミシガン州のコミュニティがいかに分裂しているかを物語っていた。
共和党のバイデン候補が金曜日に、かつては民主党が優勢だった地域であるディアボーンを訪問したことは、必勝のミシガン州に住む20万人以上のアラブ系アメリカ人の支持を獲得するための取り組みの集大成となる。トランプ氏とカマラ・ハリス氏の接戦に変化が訪れるかもしれない。ヒラリー・クリントン氏は2016年にわずか1万票差でトランプ氏にミシガン州を奪われたが、バイデン氏は2020年に15万票差で同州を奪還した。
Bangladesh News/Financial Express 20241103
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/opinion-polls-show-trump-harris-locked-in-tight-race-1730562561/?date=03-11-2024
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