スペイン国王と王妃、洪水被害を受けたバレンシアで泥を浴びる

スペイン国王と王妃、洪水被害を受けたバレンシアで泥を浴びる
[Financial Express]バレンシア、11月4日(BBC):スペイン国王夫妻は、洪水被害を受けたバレンシアを訪問中、怒った抗議者らから泥やその他の物を投げつけられた。同地域で最悪の被害を受けた町の一つ、パイポルタを歩いていた王室夫妻に対し、「人殺し」や「恥を知れ」といった叫び声が浴びせられた。

ペドロ・サンチェス首相にも物が投げつけられ、首相はすぐに避難した。この洪水で200人以上が死亡し、スペインではここ数十年で最悪の被害となった。救急隊員らは生存者を発見し遺体を収容しようと、地下駐車場やトンネルの捜索を続けている。

洪水後、当局からの警告や支援が不十分であるとの認識に対する怒りが広がっている。映像には、フェリペ6世国王が歩行者専用道路を歩いていると、突然、ボディーガードと警官が抗議者の波に圧倒され、罵声を浴びせ、叫び声を上げている様子が映っている。

デモ参加者の中には泥や物を投げつける者もいたが、彼らは国王の周囲に守りの輪を維持するのに苦労していた。国王は何人かのデモ参加者と対峙し、抱き合うこともあった。画像には国王、レティシア王妃、随行員の顔や服に泥が付着し、国王の上に傘を差して立ち去る様子が写っている。

サンチェス首相とバレンシア州政府長官カルロス・マソン氏も国王夫妻の訪問に同行したが、群衆の敵意が高まったため速やかに避難した。


Bangladesh News/Financial Express 20241105
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/spains-king-queen-pelted-with-mud-in-flood-hit-valencia-1730734609/?date=05-11-2024