ミャンマーのラカイン州に飢饉が迫っている:国連

ミャンマーのラカイン州に飢饉が迫っている:国連
[Financial Express]国連、11月8日(AFP):ミャンマーの内戦で商業と農業生産が圧迫され、紛争で荒廃したラカイン州は飢きんに向かっていると国連は木曜日に警告した。

国連開発計画の新しい報告書は「ラカイン州の経済は機能を停止している」と述べ、現在のレベルの食糧不安が放置されれば「2025年半ばまでに飢餓状態になる」と予測している。

約200万人が飢餓の危機にさらされているという。

国内を揺るがす戦闘のさなか、すでに貧困に陥っている同国に通じる国際および国内の貿易ルートは閉鎖され、援助物資や物資の流入は厳しく制限されている。

激しい戦闘に加え、ラカイン州の人々は「収入の喪失、ハイパーインフレ、そして国内の食糧生産の大幅な減少」に直面していると国連開発計画(国連開発計画)の報告書は警告した。

ミャンマーでは、2021年2月に軍事政権がアウンサンスーチー氏の政権を打倒して以来、軍とそれに反対するさまざまな武装集団との紛争が続いている。

2023年11月にアラカン軍(AA)が治安部隊を攻撃し、軍事政権による2021年のクーデター以来ほぼ維持されていた停戦が終了して以来、衝突がラカイン州西部を揺るがしている。

農業経済が危機に瀕しており、国連開発計画は、3月か4月までに地元の食糧生産は州のニーズの20%しか満たさないだろうと予測した。

同省は、「種子、肥料の不足、そして厳しい気象条件」により、国内の米生産が「急落している」と指摘した。

国連開発計画によると、ラカイン州では今年、昨年の28万2000トンに対し、約9万7000トンの米が栽培される予定だ。

一方、国内避難民の「急増」は、多くの畑が耕作不可能になっていることを意味している。

国連の統計によると、ラカイン州では8月に50万人以上の避難民が記録されたが、2023年10月には20万人弱に減少した。

特に危険に直面しているのは、長年迫害されてきたロヒンギャ族イスラム教徒の少数派や避難民などの人々だ。


Bangladesh News/Financial Express 20241109
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/famine-looming-in-myanmars-rakhine-state-un-1731088503/?date=09-11-2024