中国、銅の混合事業を民間企業に開放

[Financial Express]ロンドン、11月10日(ロイター):世界の銅の半分を製錬する中国は、十分な標準グレードの銅を確保するのに苦労しており、より多くの民間企業に、より汚染度の高い複雑な銅精鉱を国内で混合する許可を与えたと、事情に詳しい3人の関係者が明らかにした。

これにより、現在は厳しい関税規則の対象となっている中国が輸入できる銅精鉱の範囲が大幅に拡大する可能性がある。

同国の生態環境省はコメント要請に直ちには応じなかった。

中国は世界最大の銅消費国だが、銅の採掘量では世界第4位に過ぎず、需要を満たすには銅鉱石を粉砕して精錬金属に加工した原料である精鉱を輸入しなければならない。

同国の輸入基準では、世界の銅精鉱の約20%しか同国に輸出できず、残りは汚染が多すぎるとみなされている。

通常、標準的なグレードよりもヒ素などの有毒化学物質を多く含む銅精鉱を購入し、混合することが許可されているのは、巨大な国営企業だけだ。

外国の貿易業者も中国国内で汚染物質の精鉱を加工することを禁じられており、中国の製錬所に販売する前に韓国、マレーシア、台湾で精鉱を混合する必要がある。

しかし、標準的な銅精鉱の不足が悪化したため、政府は過去数カ月間に民間企業に低品位の銅精鉱を処理するための新規ライセンスを少なくとも3件発行したと、3人の情報筋は語った。

中国北東部の遼寧省政府は、その一つに大連港の新しい混合施設が含まれると発表した。


Bangladesh News/Financial Express 20241111
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/china-opens-up-copper-blending-business-to-private-firms-1731258003/?date=11-11-2024