[Financial Express]ロイター通信によると、原油価格は月曜日、世界第2位の原油消費国である中国の景気刺激策が同国の燃料需要の伸びを期待していた投資家の期待を裏切り、米ドルが小幅上昇したことから、約2%下落した。
ブレント原油先物は1302GMT時点で1.48ドル(2%)下落し1バレル73.29ドル、一方、米ウエスト・テキサス・インターミディエート原油先物は1.60ドル(2.3%)下落し1バレル68.78ドルとなった。
両指標とも金曜日に2%以上下落した。
米ドル指数(外国通貨バスケットに対する相対価値の指標)は、市場が依然として米国の今後の政策に関する明確化を待っている中、米大統領選挙直後の高値をわずかに上回った。
ドル高は、原油などドル建ての商品を他の通貨保有者にとってより高価にし、価格を圧迫する傾向がある。
中国では、中国政府が低迷する経済を支えるために刺激策を倍増させたにもかかわらず、消費者物価の上昇率が10月に4カ月ぶりの低水準となり、生産者物価デフレが深刻化したことが土曜日のデータで明らかになった。
「中国のインフレ指標は再び弱く、特に生産者物価指数の年間変化がマイナス領域にさらに落ち込んだことから、市場はデフレを懸念している...中国経済の勢いは依然としてマイナスだ」と証券会社XMの市場アナリスト、アキリアス・ゲオルゴロプロス氏は述べた。
石油ブローカーPVMのアナリスト、タマス・バルガ氏は、最新の支援策は中国の石油需要の伸びや原油輸入を回復させることはないだろうと述べた。
「先週の米大統領選挙後、注目は徐々に基礎的なファンダメンタルズに戻りつつある」とヴァルガ氏は語った。
米メキシコ湾の嵐「ラファエル」による供給途絶の可能性に対する懸念が和らいだため、原油価格も下落した。
海洋エネルギー規制当局によると、米国メキシコ湾の原油生産量の4分の1以上と天然ガス生産量の16%が日曜日時点でオフラインのままだった。
Bangladesh News/Financial Express 20241112
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-falls-2pc-as-china-stimulus-fails-to-boost-sentiment-1731348333/?date=12-11-2024
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