[The Daily Star]トレーダーらによると、インドルピーは月曜日、地域通貨の下落と国内株式からの継続的な資金流出に圧迫され、史上最安値に下落したが、中央銀行の介入により大幅な損失は回避されたという。
通貨は84.3925で取引を終え、先週記録した84.3875という過去最安値を上回った。通貨はこの日0.02%下落した。
外国銀行の営業担当者は、石油会社や外国銀行(おそらく保管顧客を代表して)からのドル需要がルピーを圧迫し続けていると述べた。
海外投資家は11月に入ってからこれまでにインド株から約25億ドルを純額で引き揚げており、10月の流出額110億ドルに上る。
インドの株価指標であるBSEセンセックスとニフティ50は、この日ほぼ横ばいで引けた。アジア通貨は0.1~0.6%下落したが、ドル指数は0.3%上昇して105.3となり、ドナルド・トランプ氏が米大統領選で勝利した後、先週記録した4カ月ぶりの高値付近で推移した。
ルピーの注目の的であるオフショア人民元は0.2%下落し7.21元となった。中国は金曜日に景気刺激策を発表したが、これは財政出動の強化を期待していた投資家を失望させた。アナリストらは、トランプ大統領の政策が米国のインフレと債券利回りに上昇圧力をかけ、連邦準備制度理事会の金融緩和の余地を制限すると予想している。
ING銀行はメモの中で「年末にかけてドル高が進むとみている」と指摘。ドル指数は104.5~105.5の範囲で推移し、その後上昇する可能性があるとみている。
ドナルド・トランプ氏の選挙勝利と共和党による議会での圧勝の可能性が企業に有利な政策への期待を高め、米国株は金曜日、上昇して取引を終え、素晴らしい一週間を終えた。
一方、ドル・ルピーのフォワードプレミアムは低下し、外国銀行からの強い受け入れ関心により、1年物予想利回りは2カ月ぶりの低水準となる2.10%に落ち込んだ。
Bangladesh News/The Daily Star 20241112
https://www.thedailystar.net/business/news/rupee-slips-record-low-vs-dollar-3750686
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