ILO、政府にGPEU訴訟を遅滞なく終わらせるよう要請

[Financial Express]国際労働機関(ILO)の結社の自由委員会(CFA)は、ダッカの労働裁判所で係争中のグラミンフォン従業員組合(GPEU)の訴訟がこれ以上遅滞なく終結するようバングラデシュ政府に要請した。 

また、政府はこの事件の現状と結末に関する情報をILO委員会に提供するよう要請した。

さらに、反労働組合差別の苦情の審査手続きが迅速かつ公平であり、関係者によってそのように考慮されるよう、政府に必要なあらゆる措置を講じるよう要請した。

ILO委員会は、11月5日にスイスのジュネーブ本部で開催された会議でこの勧告を行った。委員会の報告書はILOのウェブサイトで公開されている。

反組合的理由で解雇されたとされるグラミンフォン従業員組合(GPEU)のコミュニケーション担当書記アディーバ・ゼリン・チョウドリー氏は、GPEUが2012年7月23日に登録を申請し、翌日経営陣が運動を阻止するために彼女と他の組合幹部6名を含む組合員約200名を不法に解雇したとフィナンシャル・タイムズに語った。

その後、会社は解雇された人たちに退職手当を提示し、辞表に署名するよう求めたが、組合幹部3人を除く全員がこれを受け入れたと彼女は付け加えた。

チョウドリー氏はフィナンシャルエクスプレスに対し、バングラデシュの労働裁判所が訴訟提起から12年経っても事件の審理を開始できないのは非常に残念だと語った。「我々は司法制度のこの遅さに影響を受けている。」

ILO委員会は、チャウドリーさんが雇用主に対し反組合的解雇を訴えた苦情の処理が極めて遅いことを指摘している。

政府の説明によれば、訴訟の進行を妨害するために雇用主が継続的に法的措置を講じたこともあり、12年経ってもこの訴訟は未だ係争中であると指摘されている。

委員会は、「条約第98号に反する反労働組合差別に関する事件は、必要な救済策が実際に効果的となるよう、迅速に調査されるべきである」と想起する。

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Bangladesh News/Financial Express 20241113
https://today.thefinancialexpress.com.bd/metro-news/ilo-urges-govt-to-end-gpeu-case-sans-delay-1731437328/?date=13-11-2024