[The Daily Star]国際通貨基金(IMF)は、バングラデシュ銀行(BB)はインフレの「二次的影響」を防ぐための措置を講じるべきだと述べた。
IMFアジア太平洋局のトーマス・ヘルブリング副局長は11月1日、東京で開かれた記者会見でこの発言をした。記者会見の公式記録は火曜日に公表された。
ヘルブリング氏はバングラデシュのジャーナリストからの質問に答え、「最近のインフレ上昇の多くは供給に関連したものだが、以前のインフレ上昇を考慮すると、中央銀行が二次的影響を防ぐことが重要だと考えている」と述べた。
インフレの二次的影響は、初期の価格上昇によって人々がインフレの継続を予想し、労働者がより高い賃金を要求し、企業が価格をさらに引き上げる場合に発生します。
この賃金とコストの上昇のサイクルはインフレを永続させ、制御を困難にし、インフレを経済に根付かせる可能性を高めます。
ヘルブリング氏は、バングラデシュのインフレ率はここしばらく高止まりしており、政策金利が徐々に上昇しているにもかかわらず、2023年3月以降9%を超える水準で推移していると述べた。
米や野菜など主食を中心とした食料品価格の高騰により、10月のインフレ率は10.87%に上昇した。
「金融政策に関して言えば、確かに金融政策の引き締めは有益であり、必要だ。したがって、最近のレポ金利の引き上げは正しい方向への一歩だった」と同氏は述べた。
IMFは最近のアジア太平洋地域の経済見通しで、今年度はインフレがさらに上昇すると予測した。
ヘルブリング氏は、労働不安と壊滅的な洪水により経済面、特に供給面で混乱が生じたことなどが上方修正の主な理由だと述べた。
暫定政府が開発パートナーから予算支援を求めるのは正しいことか、またそれが経済にどのような影響を与えるかとの質問に対し、ヘルブリング氏は、経済不安とそれに伴う混乱は国際収支面、特に対外資金調達の面でも混乱を引き起こしていると述べた。
「したがって、予算融資は、ある程度の猶予を与える。また、暫定政府に政策改革を策定し、時間を稼ぐ機会を与える」とヘルブリング氏は述べた。
「特に、一方では財政政策は金融政策を支え、全体的な引き締めによって対外安定を支えるべきだ。同時に、貧困層を支え、発展を支える余地を維持するために財政政策のバランスを再調整する必要がある。」
Bangladesh News/The Daily Star 20241114
https://www.thedailystar.net/business/news/bb-should-prevent-second-round-effects-inflation-imf-3752426
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