[Financial Express]ロイター通信によると、原油価格は水曜、OPECが2024年と2025年の世界の原油需要の伸びの予測を引き下げたことや、中国での需要懸念を受けて、ほとんど変わらず、2週間ぶりの安値付近で取引された。
午後12時49分現在、ブレント原油先物は15セント(0.21%)高の1バレル72.04ドル、米ウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油先物は18セント(0.26%)高の68.30ドルとなっている。
需要予測の低下と主要消費国である中国の弱さが引き続き市場心理と原油価格の重しとなっている。
XMのシニアアナリスト、チャラランポス・ピソウロス氏は、米国大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利によるドル高、中国の景気刺激策の弱さ、OPECによる需要予測の下方修正により、原油価格が最近急落したと述べた。
「こうした展開により、原油価格を取り巻くリスクは下落傾向にあり、WTI原油価格はまもなく9月の安値である65.70ドル前後に達する可能性がある」とピソウロス氏は述べた。
OPECは火曜日、中国、インド、その他の地域の弱さを理由に、今年と来年の世界の石油需要の伸びの予測を下方修正した。これは、生産国グループによる2024年の予測の下方修正が4回連続となることとなった。
原油価格はこのニュースを受けて火曜日に0.1%上昇したが、前日の2取引では5%下落していた。
はるかに低い予測をしている国際エネルギー機関は、木曜日に最新の推定値を発表する予定だ。
バークレイズによると、供給面では、市場は依然としてイランによる混乱やイランとイスラエルのさらなる紛争に直面する可能性がある。
トランプ大統領が国務長官に指名するとみられているマルコ・ルビオ上院議員は、イラン、中国、キューバに対する強硬姿勢で知られている。
パンミューア・リベラムのアナリスト、アシュリー・ケルティ氏は、ルビオ氏の任命は価格にとって強気材料になる可能性があると指摘。同氏のイランに対する強硬姿勢により制裁が実施され、世界の原油供給から日量130万バレルが失われる可能性があるとしている。
イランの石油大臣は、同国は石油生産と輸出を維持する計画を立てており、米国による石油制限の可能性に備えていると述べたと、同省のニュースサイト「シャナ」が伝えた。
Bangladesh News/Financial Express 20241114
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-prices-hold-near-2-week-low-on-gloomy-demand-outlook-1731511437/?date=14-11-2024
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