[Financial Express]ロイター通信によると、アマゾン・ドット・コムとイケアは、海上輸送に依存する約30社の他の企業と提携し、e-メタノールのような排出量がほぼゼロのe-燃料で動く船舶で貨物を輸送する契約の入札に初めて船会社を1月に募集する予定だという。
ゼロエミッション海事バイヤーズアライアンスとして知られるこの団体は、それぞれが達成すべき気候目標を持つ会員の力を結集し、再生可能電力と二酸化炭素から作られるe-燃料の需要を創出したいと考えている。こうした燃料は非常に不足している。
同同盟は、ドナルド・トランプ次期米大統領が地球温暖化対策の国際的公約から離脱すると見込まれる中、海運業界が2050年までに温室効果ガス(GHG)排出量を実質ゼロにするという動きを加速させたいと考えている。
世界の船舶は世界貿易の80%以上を輸送し、世界の温室効果ガス排出量の約3%を占めている。同連合は、e燃料はコストと供給の面で化石燃料と長期的に競合する可能性を秘めているため、海上輸送の完全な脱炭素化には不可欠だと述べた。
「こうすることで、ネットゼロへの道を歩み、軌道に乗ることができる」と、アマゾン・グローバル・ロジスティクスで持続可能性と輸出業務を率いる同盟メンバーのカール・バーガー氏は語った。
同グループのe燃料輸送に関する3~5年契約は2027年に開始される予定だ。
この契約に基づいて輸送される貨物は、上海からロサンゼルスに輸送される20フィートコンテナ140万個分以上に相当すると推定される。これにより、地球温暖化や人間の健康被害をもたらす温室効果ガス排出量を約47万トン削減できると同団体は述べた。
マールスク、エバーグリーン、オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)などの運送業者は、e-メタノールで運航できる船舶を発注し、その燃料の供給確保に取り組んでいる。
同盟メンバーは、共同行動によって電子燃料のコストが下がることを期待しているが、化石燃料に比べて高いコストを相殺するために、非公開のプレミアムを支払うことを想定している。
同アライアンスのCEO、イングリッド・イリゴイエン氏はe-燃料について、「市場が動き始めれば、コストは下がり始めるだろう」と語った。
Bangladesh News/Financial Express 20241114
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/amazon-ikea-join-ocean-cargo-shippers-to-boost-demand-for-new-green-fuels-1731517135/?date=14-11-2024
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