湾岸諸国の大半の市場は米国のインフレ発表を前に下落

[Financial Express]ロイター通信によると、湾岸諸国の株式市場のほとんどは水曜日の取引開始時に下落し、同日後半に発表される米主要インフレ指標を前にアジア株も下落した。この指標は連邦準備制度理事会(FRB)の政策緩和のペースを示す可能性がある。

12時30分(GMT)に発表予定の消費者物価指数(CPI)は0.3%上昇すると予想されているが、これを上回ると12月の緩和の可能性がさらに低下する可能性がある。

CMEグループのフェドウォッチツールによると、トレーダーらは現在、12月18日の次回政策会合終了時にFRBが0.25ポイントの利下げを行うとの予想を62%としている。1週間前は、この確率は77%だった。

湾岸協力会議(GCC)の6カ国では、ほとんどの地域通貨が米ドルに固定されているため、金融政策は通常、FRBの決定に従っている。

サウジアラビアの主要株価指数は、アルミニウム製品製造のアル・タイシール・グループの0.5%下落とアル・ラジヒ銀行の1.8%下落により、0.9%下落した。

一方、湾岸諸国の金融市場の触媒である原油価格は、石油輸出国機構(OPEC)が火曜日に今年と来年の世界の石油需要の伸びの予測を引き下げ、中国やその他の地域の弱さを浮き彫りにしたため、今月も最低水準付近で推移し続けている。

価格の低下と原油輸出の混乱は、石油収入に依存している国の財政収支に影響を及ぼす。

石油大手サウジアラムコは0.4%下落した。

ドバイの主要株価指数は、エマール・デベロップメントの2.3%下落により0.3%下落した。同社は9カ月間の純利益が上昇したと報告し、株価は10%以上急上昇した。


Bangladesh News/Financial Express 20241114
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/most-gulf-markets-ease-ahead-of-us-inflation-print-1731517036/?date=14-11-2024