[Financial Express]ニューヨーク、11月15日(AP通信):新たな研究により、私たちが目にする月面と同じく、数十億年前に月の神秘的な裏側でも火山が噴火していたことが確認された。
研究者らは、ほとんど調査されていない月の裏側から大量の岩石や土を持ち帰った初の宇宙探査機である中国の嫦娥6号が持ち帰った月の土壌を分析した。
2つの別々のチームが約28億年前の火山岩の破片を発見した。そのうちの1つはさらに古く、42億年前に遡る。
「この地域からサンプルを採取することは本当に重要だ。なぜなら、この地域は他にはデータが全くないからだ」と、アリゾナ大学の惑星火山専門家で、今回の研究には関わっていないクリストファー・ハミルトン氏は語った。
科学者たちは、地球から見える月の表側にも同じような時期に遡る活火山があったことを知っている。NASAの月探査機ルナー・リコネッサンス・オービターのデータを含む過去の研究では、裏側にも火山活動の過去があった可能性が示唆されていた。地球から遠い側のその地域から採取された最初のサンプルは、活発な歴史を裏付けている。
この研究結果は金曜日にネイチャー誌とサイエンス誌に掲載された。
中国はこれまでにも数機の宇宙船を月に向けて打ち上げている。2020年には嫦娥5号宇宙船が月表側から月の岩石を持ち帰ったが、これは1970年代にNASAのアポロ宇宙飛行士とソ連の宇宙船が収集して以来のことだ。嫦娥4号宇宙船は2019年に初めて月の裏側を訪れた。
月の裏側にはクレーターが点在し、表側にある溶岩流によって削り取られた平坦で暗い平原は少ない。両半分がなぜこれほど異なるのかは謎のままだと、中国科学院の研究共著者である李秋麗氏は述べた。
リー氏は、新たな発見は月の裏側で10億年以上にわたって火山噴火が続いていたことを示していると述べた。今後の研究で、なぜこれほど長く火山活動が続いたのかが明らかになるだろう。
Bangladesh News/Financial Express 20241116
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/the-far-side-of-the-moon-once-had-erupting-volcanoes-too-1731693257/?date=16-11-2024
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