[Financial Express]バクー、11月16日(AFP):国連気候変動枠組条約事務局長は16日、G20諸国に対し、COP29での交渉を発展途上国への資金集めの合意に向けて推進するよう求め、「道のりはまだ長い」と警告した。
来週、閣僚らがサミット最終日に集まる前に、交渉担当者らはバクーでの国連会談で意見の相違を縮めるために夜通し作業を行ったが、依然として大きな相違が残っている。
国連気候変動枠組条約事務局長シモン・スティール氏は、世界最大の経済大国と最大の汚染国を含む20カ国・地域(G20)首脳に対し、月曜日にブラジルで開催される会合で意見を述べるよう求めた。
「G20首脳がリオデジャネイロに向かう中、世界は気候変動対策が世界最大の経済大国にとって中核事業であるという強いシグナルを注視し、期待している」とスティエル氏は声明で述べた。
世界の温室効果ガス排出に対する責任が最も少ない一部の発展途上国は、気候の影響に適応し、クリーンエネルギーへの移行を支援するために、年間1兆3000億ドルの拠出を求めている。
この金額は、米国、欧州連合、日本などの援助国が現在支払っている額の10倍以上となる。
しかし、交渉は最終的な金額、資金の種類、誰が支払うべきかをめぐって行き詰まっており、先進国は中国と裕福な湾岸諸国が援助国リストに加わることを望んでいる。
最新の契約案は25ページに及び、依然として多数の選択肢が含まれていた。
「ここバクーでは、交渉担当者らが新たな気候変動資金の目標に向けて昼夜を問わず取り組んでいる」とスティエル氏は語った。
「まだ道のりは長いが、COPが中間点に達した今、その重要性を誰もがよく理解している」と彼は語った。
「我々のプロセス以外での気候変動ファイナンスの進展も同様に重要であり、G20の役割は極めて重要である。」
Bangladesh News/Financial Express 20241117
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/un-climate-chief-urges-g20-action-to-untangle-cop29-talks-1731775080/?date=17-11-2024
関連