[Financial Express]ムンバイ、11月18日(ロイター):インドルピーは、域内通貨の小幅上昇という好材料と、海外からのポートフォリオ流出が続くことで通貨の上昇が抑えられていることから、月曜日は過去最安値付近で推移すると予想されている。
1か月物のノンデリバラブル・フォワードは、ルピーが前日の83.3950ドルに対して、対米ドルで84.40ドル付近で始まることを示唆している。ルピーは先週、史上最安値の84.4125ドルまで下落した。
アジア通貨は概ね前日比0.1~0.3%上昇したが、ドル指数は金曜日に0.2%下落した後、106.6と若干下落した。
国営銀行のトレーダーは、ルピーは「もう一週間、低調な値動きが続くだろう」と述べた。トレーダーは、中央銀行の介入が、84.50ルピー付近でのルピー下落に対する強い抵抗になると予想している。
ドナルド・トランプ氏の米大統領選勝利に伴うドル高と米国債利回りの上昇は、過去2週間、ルピーを含むアジア通貨の重しとなっている。
アナリストらは、トランプ大統領が推奨する関税、移民削減、借金による減税政策はインフレを招き、連邦準備制度理事会によるさらなる利下げの余地を狭めるとみている。10年物米国債利回りは金曜日に5カ月ぶりの高値4.50%に達した。
ジェローム・パウエルFRB議長は先週、中央銀行が急いで金利を引き下げる必要はないと述べた。
三菱UFJ銀行はメモの中で、パウエル議長の慎重なメッセージは「ドルにさらなる上昇の推進力を与えることはできなかった。これはトランプ関連のドル買いが弱まりつつあるという早期のシグナルかもしれない」と述べた。
世界的な動きに加え、ルピーは持続的なポートフォリオからの資金流出によっても下落している。外国人投資家は11月に国内の株式と債券から30億ドル以上を引き出し、先月の115億ドルの流出にさらに上乗せした。
Bangladesh News/Financial Express 20241119
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/relief-for-asian-peers-may-slightly-aid-rupee-but-portfolio-outflows-weigh-1731946752/?date=19-11-2024
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