[Financial Express]ロンドン、11月19日(ロイター): 原油価格は、ノルウェーのヨハン・スベルドラップ油田の生産再開に圧迫され、火曜日に下落したが、ロシアとウクライナの戦争激化への懸念から生じた投資家の慎重姿勢が、下落を抑制した。
エクイノール社は停電後、西ヨーロッパ最大の油田の生産を部分的に再開した。北海油田の停電により、月曜日の価格は3%以上上昇した。
午後12時40分時点でブレント原油先物は29セント(0.4%)下落して1バレル73.01ドル、米ウエスト・テキサス・インターミディエート原油先物は34セント(0.5%)下落して68.82ドルとなった。
UBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は「スベルドラップ油田の部分的な再開と、若干の米ドル高が後退の要因だと思う」と述べた。
米ドルは火曜日に小幅上昇し、1年ぶりの高値に迫った。ドル高は他の通貨保有者にとって原油などの商品価格を上昇させ、価格の重しとなる傾向がある。
もう一つの継続中の停止が支援となった。カザフスタン最大の油田テンギスでは、土曜日までに完了する予定の修理のため、原油生産量が28~30%削減されていると同国エネルギー省が発表した。
地政学的緊張の高まりも価格を支えた。
ジョー・バイデン米大統領の政権は政策の重大な転換として、ウクライナが米国製兵器を使用してロシアの奥深くを攻撃することを認めたと、米国の当局者2人とこの決定に詳しい情報筋が日曜日に明らかにした。
ロシア政府は月曜日、バイデン政権の無謀な決定に対しロシアは対応すると述べ、以前にもそのような決定は米国主導のNATO同盟国との対立のリスクを高めると警告していた。
フジトミ証券のアナリスト、田澤俊孝氏は、投資家は「週末の激化を受けてロシアとウクライナの戦争の行方を見極めようとしている」ため、警戒していると述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20241120
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-slips-on-sverdrup-field-restart-geopolitical-fears-support-1732028891/?date=20-11-2024
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