【Financial Express】政府は国内491の郡に520か所の農村市場(バザール)を設置するプロジェクトを開始した。
プロジェクトの目的は、零細農家が商品の販売を行いやすくすることにある。
プロジェクトでは短期及び長期の雇用機会の創出に加えて、農村レベルでの適切なビジネス環境の確保に力を入れる。
AHM・ムスタファ・カマル計画相は11日、このプロジェクトについて話す中で、農家による商品の生産と販売を通して農村経済に力強さをもたらすには農村市場の建設が重要だとした。
「農村バザールには女性専用ゾーンがあり、農産品の売買を円滑に行えます」
計画相は補足した。
関係者によれば、491の郡それぞれに3階建ての農村バザールが少なくとも1件建設され、広さはそれぞれ4千から1万平方フィート(372~929平方メートル)になるという。
バザールが建設されれば、農産品の売り込みや公正な価格での売買、貿易や商取引の拡大、輸送コストの削減、雇用機会の創出が促進され、結果として貧困の削減に役立つ。
"農村バザールインフラ開発プロジェクト"は地方行政技術局(LGED)が受託しており、2020年6月までに完成させることとなっている。費用は173億タカ(243億円)で、国家経済会議実行委員会(ECNEC)が最終承認を出している。
計画委員会はプロジェクトに関連して、農村部の人々の生計や経済が主に農業に依存しているとの見解を示した。つまり、農産品の販売を通して農村経済を促進するためには農村市場の開発が今すぐに必要なのだ。
BSSの報道によれば、零細農家や小規模企業家は農村市場やバザールの利便性を得られておらず、結果として商品を仲買人に割に合わない価格で売るはめになっている。
Bangladesh News/Financial Express Nov 11 2017
http://thefinancialexpress.com.bd/trade/govt-to-set-up-520-rural-bazaars-1510415416
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #農業 #市場
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