パキスタンの宗派間攻撃で死者43人に増加:当局

[Financial Express]パキスタン、ペシャワル、11月22日(AFP):パキスタン北西部で発生した2件の攻撃による死者数は43人に上ったと当局が金曜日に発表し、辺鄙な山岳地帯で夜間外出禁止令を発令し、携帯電話サービスを停止した。

武装集団は木曜日、血なまぐさい宗派間抗争の歴史を持つアフガニスタン国境に近いカイバル・パフトゥンクワ州クラム地区で、警察の護衛付きで移動していたシーア派イスラム教徒の車列2つに別々の銃撃を加えた。

かつては半自治権を持っていたこの地域では、数か月にわたり、イスラム教スンニ派とシーア派の部族間の衝突が再び発生している。

「昨日のクルラムでの車列攻撃による死者数は43人に上った」と政府高官のジャベド・ウラー・メスード氏はAFPに語った。

「犠牲者には女性7人と子ども3人が含まれている」とメフスード氏は語った。

同氏は負傷者16人のうち11人が重体だと付け加えた。

警察幹部はAFPに対し死者数を確認した。

匿名を条件に語った政府高官は金曜日、同地区全域で携帯電話の電波が遮断され、同地区の主要都市パラチナルで地元住民が座り込み抗議活動を行うなど「極めて緊迫した」状況にあると述べた。同高官は「上クラムと下クラムを結ぶ主要道路には夜間外出禁止令が出され、バザールは完全に閉鎖され、交通はすべて停止されたままだ」と語った。

スンニ派が多数派を占めるパキスタンでは部族間や家族間の争いが一般的で、シーア派コミュニティは長い間差別と暴力に苦しんでいる。

メフスード氏は、平和と秩序の回復を支援するために地元のジルガ(部族評議会)が招集されたと述べた。

7月と9月に発生した衝突では数十人が死亡し、ジルガ(紛争解決機関)が停戦を呼びかけた後にようやく終結した。

この最近の暴力行為はパキスタン当局と人権団体から非難を浴びた。

「こうした事件の頻発は、連邦政府と州政府が一般市民の安全を守ることができていないことを裏付けるものだ」とパキスタンの独立人権委員会(HRCP)は声明で述べた。

声明ではさらに、「この暴力の連鎖を永久に断ち切るために、両政府に即時かつ断固たる措置を要求する」と付け加えた。

BSS/AFP/SSS/1202時間


Bangladesh News/Financial Express 20241123
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