EU小麦、黒海リスクで6日間の上昇後一服

[Financial Express]パリ、11月23日(ロイター):欧州小麦先物は、オーストラリアの収穫見通しの改善が市場の重しとなったため、6営業日連続で上昇した後、金曜日は小幅下落したが、ユーロの急落とウクライナ戦争の拡大が引き続き相場を下支えした。

パリに拠点を置くユーロネクストの12月製粉小麦の基準価格は、16時30分時点で0.8%下落し、1トン当たり218.5ユーロ(227.11ドル)となった。同時刻までにシカゴ商品取引所で取引されている小麦の大半は1.2%下落し、1ブッシェル当たり5.62ドル3/4ドルとなった。

33か月に及ぶ戦争がさらに激化する中、ロシアは米国と英国がキエフに西側諸国の最新兵器によるロシア領土への攻撃を許可したことへの報復として、木曜日にドニプロに向けて極超音速中距離弾道ミサイルを発射した。

あるトレーダーは「緊張が高まっており、市場は不確実性を好まない。特に、このような大手輸出業者が絡んでいる場合はなおさらだ」と語った。

トレーダーらによると、ユーロは金曜日に2年ぶりの安値を付けたが、欧州小麦がロシア小麦との厳しい競争に直面する中、ユーロの下落は歓迎すべきことだという。

「ロシア産小麦11.5%をFOB価格1トン当たり220ドル以下で購入するという協議が繰り返し行われているが、この水準ではEUはルーマニアですら太刀打ちできないだろう」とドイツのトレーダーは語った。

同氏は「輸出市場ではロシアからの売り圧力が依然として強いが、エジプトを含む中東の主要輸入国は供給面でかなり余裕があるようだ」と付け加えた。


Bangladesh News/Financial Express 20241124
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/eu-wheat-pauses-after-6-day-rally-on-black-sea-risks-1732375978/?date=24-11-2024