デング熱による死亡者数が450人を超える

デング熱による死亡者数が450人を超える
[The Daily Star]バングラデシュにおける今年のデング熱による死者数は昨日450人を超え、蚊が媒介するこの病気による死者がこの数値を超えたのは過去24年間で2度目となった。

保健サービス総局によると、今年これまでにデング熱患者459人が死亡しており、昨日の朝までの24時間で11人の死亡が報告されている。

これまでの記録は2023年に記録され、1,705人が命を落とした。一方、2022年には281人が亡くなった。

最新の死者には、ダッカ南部市(DSCC)で4人、ダッカ北部市(DNCC)で5人、クルナ管区で2人が含まれている。一方、DGHSのデータによると、同じ期間に全国の病院に入院したデング熱患者は1,079人で、1月以降に報告された症例の総数は86,791件となった。

医療専門家は、今年の死亡率の高さは、多臓器不全、ショック症候群、入院の遅れ、併存疾患などの重篤な合併症によるものだと考えている。

シャヒード・スフラワルディ医科大学病院の准教授HM・ナズマル・アフサン博士は、多くの患者が熱が下がった後にショック症候群が引き起こされ、多臓器不全で病院に運ばれてくると語った。

「ショック状態が4時間以上続くと、患者は肝臓障害を起こし、続いて腎不全やその他の臓器不全に陥り、ほとんどの場合死に至る」と同氏は述べた。

同氏は、高血圧、糖尿病、慢性肺疾患などの併存疾患を持つデング熱患者は特に感染しやすいと付け加えた。最近の事例からも明らかなように、すでに末期の臓器不全に陥っている患者は生存の可能性がさらに低くなる。

見落とされがちな警告サイン

ナズムル氏は、患者は激しい腹痛、呼吸困難、出血、極度の衰弱、排尿量の大幅な減少などの警告サインに気づかないことが多いと述べた。医療を求める頃には、患者の状態は悪化している。

疫学・疾病管理・研究研究所所長のタミナ・シリン教授は、入院が遅れると重篤な合併症を引き起こす可能性がある、異なるデング熱血清型による交差感染のリスクを強調した。

「発熱のある人はすぐに医師の診察を受け、指示された治療に従うべきだ」と彼女はアドバイスした。


Bangladesh News/The Daily Star 20241125
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/dengue-fatalities-cross-450-mark-3760516