[Financial Express]ブカレスト、12月1日(AFP):今週の衝撃的な出来事にまだ動揺しているルーマニア人は、日曜日に議会選挙のため再び投票所を訪れた。極右勢力が勝利すると予想されており、NATO加盟国の外交政策の転換を告げる可能性がある。
ルーマニアは、先週行われた大統領選挙の第1回投票でロシアのプーチン大統領を崇拝するあまり知られていない極右派のカリン・ジョルジェスク氏が勝利した件について、最高裁判所が再集計を命じたことで混乱に陥った。同選挙の決選投票は12月8日に予定されている。
ロシアの影響とティックトックを通じた干渉の疑いがあるという非難にもかかわらず、日曜日の議会選挙は予定通り実施された。
900万票を超える票の再集計は迅速に進んでいるように見えたが、ブカレストの路上にいた人々は最近の紆余曲折に懸念を表明した。
「今起きていることはあまり民主的とは思えない」と、ブカレストのクリスマスマーケットでジーナ・ヴィサンさんはAFPに語った。
「彼らは私たちの投票を尊重すべき。私たちはがっかりしているが、このような行為には慣れている」と40歳の看護師は語り、伝統的政党に対する有権者の不信感を反映した。
投票所は午前7時(グリニッジ標準時午前5時)に開設され、午後9時に閉鎖される。その後すぐに出口調査結果が発表される予定。最初の公式結果は夕方遅くに発表される予定。
選挙への不正や干渉の可能性が疑われる中、独立監視団が再集計へのアクセスを拒否されるなど、選挙プロセスの透明性に対する懸念が浮上している。
シンクタンク「エキスパートフォーラム」のセプティミウス・パルブ氏によると、ルーマニア憲法裁判所による再集計命令は、制度への信頼を損なうなど「多くの悪影響」をもたらしたという。
「ルーマニアでは過去にも票の再集計を行ったことがあるが、議会選挙の最中ということもあり、数百万票の再集計は行っていない」とパルブ氏は語った。
ルーマニア駐在の米国大使館は「この重要な時期になされるいかなる決定も、ルーマニア国民の自由に投票する権利を制限したり、選挙プロセスの信頼性をさらに危険にさらしたりするものであってはならない」と強調した。
Bangladesh News/Financial Express 20241202
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/turmoil-overshadows-romania-vote-1733068305/?date=02-12-2024
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