発展途上国は記録的な対外債務コストに直面:世界銀行

発展途上国は記録的な対外債務コストに直面:世界銀行
[The Daily Star]世界銀行は火曜日、高金利により金利コストが20年ぶりの高水準に達したため、世界の発展途上国は昨年、債務返済に過去最高の1兆4000億ドルを支払ったと発表した。

最貧国は債務返済に960億ドル以上を支払ったと世界銀行は国際債務に関する最新報告書で発表し、利息費用だけで350億ドル近くに達したと指摘した。対外債務返済の高コストにより、多くの発展途上国は世界銀行などの多国間機関からより多くの資金を借り入れざるを得なくなり、財政が逼迫している。

「多額の負債を抱える貧困国では、多国間開発銀行は最後の貸し手として機能しているが、これは本来の役割ではない」と世界銀行のチーフエコノミスト、インデルミット・ギル氏は声明で述べた。

「世界銀行や他の多国間機関からの資金を除いて、貧しい経済圏から流入すべき資金が流出している」と同氏は付け加えた。

世界銀行の報告書は、高金利が対外債務返済コスト上昇の主な要因となっており、公的債権者からの融資に対する利率が2倍の4%以上に上昇していると指摘した。

民間債権者が請求する金利はさらに悪く、15年ぶりの高水準となる6%に上昇した。これは1%ポイント以上の上昇だ。

米国を含む多くの先進国では金利が下がり始めているが、全体としては「新型コロナウイルス流行前の10年間の平均を上回る水準にとどまると予想される」と銀行は声明で述べた。


Bangladesh News/The Daily Star 20241205
https://www.thedailystar.net/business/news/developing-countries-face-record-foreign-debt-costs-wb-3768626