【The Daily Star】バングラデシュとミャンマーは、迫害を避けるために過去1年間ラカイン州からバングラデシュへ逃れたロヒンギャの帰還を、2カ月以内に開始する取り決めを交わした。 「帰国は2カ月以内に始まります」 バングラデシュの避難民送還に関する"合意書"に調印した数時間後、バングラデシュ外務省が発表した。 バングラデシュのAH・マームード・アリ外相とミャンマーのユ・チョー・ティント・スウィ大臣が、ネピドーの国家顧問事務所で文書に署名した。 マームード外相はこれが"第一歩"だと記者団に話した。だが、本国帰還に関する時間枠については言及しなかった。 明日、ダッカで開く記者会見で詳細を述べるという。 「共同作業部会は"合意書"署名から3週間以内に設置されます。本国送還のための具体的な二国間の取決め(物理的合意)は迅速に結論付けられるでしょう」 外務省は声明を出した。 ミャンマーの事実上のリーダーであるアウン・サン・スー・チー氏とバングラデシュ外相との2日間の会談を受け、両国は条件を詰めて文書に署名した。 「協定は1992年にミャンマー連邦政府とバングラデシュ人民共和国の外相が署名した共同声明に基づき、ラカイン州からの避難民を検証し、受け入れるための一般的な指針と政策の取り決めが含まれています」 ミャンマーの国家顧問事務所は署名後、声明を出した。 だが、バングラデシュ外相は先月、ミャンマー国民を強制的に取り戻すという1992年取決めの原則と基準に基づくミャンマーの提案に同意していなかった。 今年10月2日、ダッカ訪問中、チョー・ティント・スウィ大臣はミャンマーの"避難民"を帰還させるという国の意向を表明し、1992年の共同声明で合意した原則と基準に従うように提案していた。 マームード氏はその際、1992年の基準は"現実的"でなく、"1992年の状況と現状は全く異なる"と述べていた。 「両国が友好的かつ良好な近隣関係に基づいて合意した今回の取り決めは、ミャンマーの忠実な立場を示し、両国にとってウィン、ウィンの状況です」 ミャンマー国家顧問事務所は話した。 「バングラデシュが我々にフォームを送った後、できるだけ早く帰還させる準備は整えました」 ミャンマーの労働・移民・人口省のミント・キャイン次官は、帰還前にロヒンギャの個人情報を登録するフォームに言及した。 バングラデシュ外交筋は、ミャンマーは世界的圧力で二国間協定に調印したが、送還プロセスに国連が関与するような重要問題はカバーしていないと話した。 また、本国送還の具体的な時期、保護のための条項、バングラデシュやロヒンギャ難民の関心であるラカイン諮問委員会が勧告した1982年市民法の見直しについては言及していないと補足した。
<後略> Bangladesh News/The Daily Star Nov 24 2017 http://www.thedailystar.net/frontpage/myanmar-rohingya-refugees-crisis-bangladesh-return-start-two-months-1495759 翻訳:吉本 #バングラデシュ #ニュース #ロヒンギャ #ミャンマー #合意書
