[Financial Express]金価格は金曜日に小幅上昇したが、市場参加者が米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ軌道を示すとみられる米雇用統計に備えたため、2週連続で下落する見通しだとロイター通信が報じた。
金現物は0627GMT時点で0.2%上昇して1オンス当たり2,638.45ドル、一方、米国の金先物は0.5%上昇して2,660.50ドルとなった。
金価格は今週、取引開始早々に11月26日以来の安値を付けた後、これまでに約0.5%下落している。
「これは、いくつかの重要なデータ(米雇用統計)を控えた市場のポジショニングに過ぎないと思う」とABCリファイナリーの機関市場担当グローバル責任者、ニコラス・フラッペル氏は語った。
13時30分(GMT)に発表される予定の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が10月の1万2000人増に続き、11月は20万人増加したことが示される見込みだ。
米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は水曜日、米経済は中央銀行が利下げを開始した9月よりも堅調であり、政策当局がさらなる利下げにもう少し慎重になれる可能性があると述べた。
CMEグループのフェドウォッチツールによると、市場では依然として、米連邦準備銀行が12月17~18日に開催する会合で25ベーシスポイントの利下げが行われる確率が70.1%とみられている。
リライアンス・セキュリティーズのシニアアナリスト、ジガー・トリベディ氏は「12月は、金価格のサポートは2,550ドル前後、レジスタンスは2,700ドルだ。今年の大幅な上昇による利益確定が予想されるため、基調は2週間ほど弱気になるだろう」と述べた。
安全資産とされる金は、FRBの利下げと地政学的緊張の高まりを背景に、今年に入って数回にわたり過去最高値を更新し、これまでに27%以上上昇している。
銀現物は1オンス当たり31.35ドルで安定しているが、今週は2%以上上昇している。
プラチナは0.3%上昇して940.94ドル、パラジウムは1.2%上昇して974.46ドルとなった。両銘柄とも2週連続で下落する見込みだ。
Bangladesh News/Financial Express 20241207
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-heads-for-second-weekly-fall-focus-on-us-payrolls-data-1733499896/?date=07-12-2024
関連