米国の関税脅威で2025年の世界貿易見通しは不透明:国連

[Financial Express] ジュネーブ、12月6日(AFP):国連は6日、世界貿易が今年、新たなピークを迎えたものの、貿易戦争の脅威により、2025年の世界貿易の見通しは不透明だとの見方を示した。

国連貿易開発会議(国連CTAD)は、世界の物品・サービスの取引は2024年に過去最高の33兆ドル近くに達すると予想されると述べた。

「この1兆ドルの増加は年間3.3%の成長を反映しており、継続的な課題にもかかわらず世界貿易が回復力を持っていることを浮き彫りにしている」と国連機関は声明で述べた。

しかし報告書は、「2025年の貿易見通しは、世界的なバリューチェーンを混乱させ、主要な貿易相手国に影響を及ぼす可能性のあるより広範な関税を含む、潜在的な米国の政策転換によって不透明になっている」と付け加えた。

ドナルド・トランプ次期米大統領は、米国の自由市場を悪用しているとして、貿易相手国に対しさらに高い関税を課すと警告した。

報告書はトランプ大統領の名前は挙げていないものの、「こうした措置は報復や波及効果を引き起こし、サプライチェーン全体にわたる産業や経済に影響を及ぼす恐れがある」と指摘した。


Bangladesh News/Financial Express 20241207
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/world-trade-outlook-uncertain-for-2025-on-us-tariff-threats-un-1733501660/?date=07-12-2024