OPECが需要成長見通しを引き下げ、原油価格上昇は縮小

[Financial Express]ロイター通信によると、原油価格は水曜日に約1%上昇したが、生産者グループである石油輸出国機構(OPEC)が2024年と2025年の需要増加予測を引き下げたことで値上がり幅が縮小した。

OPECは月次報告書で5回連続で見通しを引き下げた。

ブレント原油先物は、1310 GMT時点で74セント(1.03%)上昇し、1バレル72.93ドルとなった。米国産ウェスト・テキサス・インターミディエート原油先物は76セント(1.1%)上昇し、69.35ドルとなった。

オニキス・キャピタル・グループの調査責任者、ハリー・チリンギリアン氏は「(OPEC)事務局の予測は引き続きコンセンサスに追いつくが、需要予測のさらなる下方修正により、2024年と2025年の前年比成長率は低下するだろう」と述べた。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの他の産油国で構成するOPECは、今月初めに増産開始計画を延期した。

この動きの背景には、特に中国での需要の弱さと非OPECの供給増加という2つの要因があった。

市場参加者は、北京の最新の経済成長促進計画を受けて最大の輸入国である中国からの需要増加を予想したため、ブレント原油はセッション序盤に1.42%上昇して73.22ドルとなり、WTI原油は1.5%上昇して69.62ドルとなった。

中国は月曜日、2025年に「適度に緩和的な」金融政策を導入すると発表し、14年ぶりの金融政策緩和となる。


Bangladesh News/Financial Express 20241212
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-prices-trim-gains-as-opec-cuts-demand-growth-outlook-1733935258/?date=12-12-2024