[Financial Express]リヤド、12月14日(AFP):サウジアラビアが主催した国連会議は、干ばつへの対応方法について合意に至らず、拡大する惨禍に対処する拘束力のある議定書への期待は薄れたと参加者らが土曜日に述べた。
国連砂漠化対処条約(国連CCD)の締約国による12日間の会議、通称COP16は、締約国が合意をまとめようとしたため、予定より1日遅れで土曜日の早朝に終了した。
会談に先立ち、国連CCDのイブラヒム・ティアウ事務局長は、世界は交渉担当者らが「最も蔓延し、最も破壊的な環境災害である干ばつの流れを変えるのに役立つ大胆な決定を下す」ことを期待していると述べた。
しかし、ティアウ氏は土曜日の未明の全体会議で「最善の道筋について合意するには、関係国がさらに時間を必要とする」と認めた。
インターネット上に公開された非公式の最終決定では、196カ国と欧州連合(EU)が加盟する国連CCDは、リヤドでの進展を踏まえて干ばつに関する「協議を継続する」としている。
土曜日に発表されたプレスリリースによると、各国は「将来の世界的な干ばつ対策の基盤構築に大きな進展を見せており、2026年にモンゴルで開催されるCOP17で完成させる予定だ」という。
国連は、リヤドでの会議2日目となる12月3日に発表した報告書の中で、「人間による環境破壊によって引き起こされる」干ばつにより、世界は毎年3000億ドル以上の損害を被っていると述べた。
報告書によれば、2050年までに世界の人口の75%が干ばつの影響を受けると予測されている。
非公開の協議について匿名を条件に語ったアフリカの国のCOP16代表は、アフリカ諸国は協議で干ばつに関する拘束力のある議定書が作成されることを期待していたとAFPに語った。
そうすれば「すべての政府がより強力な準備と対応の計画を策定する責任を負うことになる」と代表は述べた。
「干ばつ議定書に関して、アフリカがこれほど団結し、強い統一戦線を張っているのを見たのは初めてだ。」
同じく匿名を条件に、COP16の参加者2人はAFPに対し、先進国は拘束力のある議定書を望んでおらず、代わりに「枠組み」を推進しているが、アフリカ諸国はそれが不十分だと考えていると語った。
Bangladesh News/Financial Express 20241215
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/saudi-hosted-un-talks-end-with-no-drought-deal-1734193350/?date=15-12-2024
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