[The Daily Star]英国の賃金上昇が予想以上に加速したことが火曜日の公式データで示され、イングランド銀行が今週は利下げを回避するだろうというアナリストの予想が確固たるものとなった。
英国国家統計局は声明で、10月末までの3か月間の雇用者平均定期収入の年間伸び率が5.2%となり、9月までの同時期の4.9%から上昇したと述べた。
ONSは、失業率は10月末時点で4.3%で推移し、予想通りだったと付け加えた。
ONSの経済統計局長リズ・マケオン氏によると、1年以上にわたり着実に減速していた賃金の伸びは「民間部門の賃金の力強い伸び」を反映しているという。
アナリストらは、インフレ率がイングランド銀行の目標である2%を上回っていることから、イングランド銀行が木曜の会合で主要金利を据え置くとの予想を維持している。
「賃金インフレの上昇は懸念すべき問題だ。企業が賃金コストをカバーするために価格を引き上げ、インフレが再び経済に定着するリスクがあるからだ」とハーグリーブス・ランズダウンの個人金融部門責任者サラ・コールズ氏は述べた。
「今週さらなる利下げが行われるかどうか疑問に思っていた人は、12月には全くその可能性がないとかなり確信できるだろう」と同氏は付け加えた。
先月、中央銀行は借入コストを25ベーシスポイント引き下げて4.75%とした。
これは、英国のインフレが正常水準に戻ったことを受けて、イングランド銀行が8月に政策金利を16年ぶりの高水準である5.25%から2020年初め以来初めて引き下げた後のことだ。
Bangladesh News/The Daily Star 20241218
https://www.thedailystar.net/business/news/uk-wage-growth-jumps-3778831
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