米国のホームレス、2024年に新記録を樹立

[Financial Express]ワシントン、12月28日(AFP): 米国政府の報告書は、長引くインフレと住宅価格の高騰により、今年、米国でホームレスとなった人の数が過去最高に達したと明らかにした。

住宅都市開発省(HUD)の年次評価によると、2024年1月の一夜にホームレスになった人の数は推定77万1,480人で、2023年より18%増加した。

これは、世界最大の経済大国であるこの国の人口1万人あたり約23人に相当する。

全米低所得者住宅連合によると、家賃上昇は世帯が住宅費の圧力を感じたことによるもので、2024年1月の平均家賃は2021年1月より20%上昇している。

HUDの報告書は、住宅費以外にも「中低所得世帯の賃金停滞と、制度的人種差別の根強い影響」を他の要因として指摘した。

その他の要因としては、人々を避難させた自然災害、移民の増加、新型コロナウイルス感染症のパンデミック中に導入されたホームレス防止プログラムの終了などが挙げられる。

「このデータはほぼ1年前のものであり、もはや現在の状況を反映していないが、ホームレスを予防し、なくすための証拠に基づく取り組みに重点を置くことが重要だ」とHUD局長エイドリアン・トッドマン氏は声明で述べた。

報告書によると、今年、一晩で約15万人の子供がホームレスを経験した。これは2023年と比べて33%の増加だ。

2023年から2024年にかけてホームレスが最も急増する年齢層は18歳未満の子供たちだ。

報告書によると、黒人、アフリカ系アメリカ人、アフリカ人と自認する人々もホームレスの人々の中で依然として過剰に代表されている。

黒人と自認する人々は米国の人口の12パーセントを占めるが、ホームレスを経験する人々の32パーセントを占めている。

報告書によると、子どもがいる家庭のホームレス数は年間で最大の増加を記録し、移住は「家族のホームレスに特に顕著な影響」を与えていると付け加えた。

しかし、退役軍人のホームレス数は過去最低を記録した。


Bangladesh News/Financial Express 20241229
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