米国の海域で、もう一頭の死んだ子シャチを運ぶ遺族のシャチが目撃される

米国の海域で、もう一頭の死んだ子シャチを運ぶ遺族のシャチが目撃される
[Financial Express]ワシントン、1月3日(AFP): 2018年に死んだ子シャチを2週間以上お腹に抱えていたメスのシャチが、再び生まれたばかりの子シャチを失い、その遺体を運んでいると、米国の海洋研究者らが明らかにした。

科学者によれば、クジラは世界で最も知能の高い動物の一つであり、自己認識や苦しみなどの複雑な社会的行動を示すという。

ワシントン州に拠点を置くクジラ研究センターは、絶滅危惧種のシャチ「タレクア」(別名J35)が元旦にシアトル沖のピュージェット湾で死んだ子シャチを運んでいるのが目撃されたと発表した。

「J35が死んだ子牛の死骸を運んでいるのが目撃された」とセンターは木曜日のインスタグラムへの投稿で述べた。

「この行動は、J35が2018年に死んだ子牛の死体を17日間運んだときにも見られました」と報告書は述べている。

米メディアによると、タレクアちゃんが7年前に亡くなった新生児を抱いていたとき、鼻でその子の体を軽く突いたり、口でつかんだりする姿が見られたという。

「これは非常に悲劇的な悲しみの旅だ」と当時、クジラ研究センターの創設者ケン・バルコム氏は公共放送NPRに語った。

同センターは、タレクワがこれまでに記録されている4頭の子牛のうち2頭を失ったため、新たに生まれた雌の子牛の死は「特に悲惨」だと述べた。

「さらなる観察を通じて状況についてより多くの情報が得られることを期待している」と投稿には記されている。

同センターはまた、タレクアの群れにもう一頭の赤ちゃんが加わったと述べた。「子牛の性別はまだ不明だが、チームは子牛が身体的にも行動的にも正常に見えたと報告している」とセンターは述べた。

タレクアとその群れの仲間は、米国で絶滅危惧種に指定されている南部定住型シャチである。

群れは3つしかなく、約70頭のクジラが生息しています。毎年春と秋に数週間をピュージェット湾の海域で過ごします。


Bangladesh News/Financial Express 20250104
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/bereaved-orca-seen-carrying-another-dead-calf-in-us-waters-1735922622/?date=04-01-2025