ファースト・セキュリティMDが強制休暇に

ファースト・セキュリティMDが強制休暇に
[The Daily Star]ファースト・セキュリティー・イスラミ銀行は、S・アラム・グループと関係のある企業への融資をめぐる不正行為に関与した疑いで、マネージング・ディレクターを強制的に休職させた。

同銀行の取締役会は昨日の会議で、サイード・ワセク・モハメド・アリ氏の今年1月5日から4月4日までの強制休暇を承認した。

この期間中、銀行の副取締役であるアブ・レザ・モハメッド・イェヒア氏が取締役を務めることになった。

連絡を受けた同銀行の独立取締役兼会長のモハメッド・アブドゥル・マナン氏は、特別監査が実施されるため、銀行はアリ氏を強制的に休暇に送ったと述べた。

アリ氏は昨夜この報告を提出するまで、デイリー・スター紙からコメントを求める電話を受けていなかった。

彼は2015年3月にこの役職に任命された。

同銀行の関係者は、内部監査で同氏がSアラム・グループに関する融資不正に関与していたことが判明し、同氏は強制休職となったと述べた。

監査報告書には、当時アリ氏が支店長を務めていた銀行のディルクシャ支店からM/Sタイムズ証券に4億タカの融資が提供された事例が1件挙げられていた。

同社の会長はファルザナ・ベグム氏、マネージング・ディレクターはマルジナ・シャルミン氏で、両氏はSアラム・グループの会長モハメド・サイフル・アラム氏の義理の姉妹であると報道されている。

さらに、銀行の内部調査によると、2024年9月時点で、銀行の融資の56%がSアラムグループと関係のある企業に支払われていた。

言い換えれば、これらの企業は銀行の60,272億タカの融資ポートフォリオのうち33,791億タカを占めていることになる。

商業貸付業者の同企業複合企業へのエクスポージャーの評価に携わった銀行関係者によると、これらの融資はチッタゴンにある同銀行の支店24か所を通じて、Sアラム・グループと関係のある100社以上の貿易会社に支払われた。

退陣したシェイク・ハシナ首相と親しかったSアラム・グループのモハメド・サイフル・アラム会長は、この銀行の会長も務めていた。

昨年8月5日にハシナ政権が崩壊した後、バングラデシュ銀行はファースト・セキュリティー・イスラミ銀行を含む11の銀行の取締役会を再編した。


Bangladesh News/The Daily Star 20250105
https://www.thedailystar.net/business/economy/banks/news/first-security-md-placed-forced-leave-3791991