シェル、第4四半期のLNG、石油取引の低迷を警告

シェル、第4四半期のLNG、石油取引の低迷を警告
[Financial Express]ロンドン、1月8日(ロイター): シェルは水曜日、第4四半期の液化天然ガス生産見通しを下方修正し、石油・ガス取引の業績は過去3カ月に比べて大幅に低下するとの見通しを示した。 

シェルは、1月30日の通期決算発表を前にした取引状況の更新で、欧州と北米の資産に関連する再生可能エネルギー部門の最大12億ドルを含む、15億~30億ドルの非現金、税引き後の減損を計上すると述べた。

シェルは先月、ワエル・サワン最高経営責任者(CEO)が最も収益性の高い分野に注力する取り組みの一環として、事業の徹底的な見直しを行った結果、新たな洋上風力発電への投資から手を引き、電力部門を分割すると発表した。

シェルの株価は11時25分時点で1.5%下落した。世界のトップ石油・ガス会社は、エネルギー価格が安定し、世界の石油需要が低迷したため、過去2年間の記録的な利益の後、2024年を通じて利益が減少する見込みだ。

米石油大手エクソンモービルは火曜日、石油精製利益の急激な減少と全事業の弱さにより、第4四半期の利益が前四半期から約17億5000万ドル減少する見通しを示した。

世界最大のLNG取引業者シェルは、ウクライナ侵攻に伴うロシアの生産喪失の可能性から身を守るために2022年に締結したヘッジ契約の期限切れにより、第4四半期の同部門の取引結果は前四半期よりも大幅に低下するだろうと述べた。

化学品・石油製品部門の取引も季節的な需要の低下により前四半期比で大幅に減少すると予想された。

シェルはトレーディング事業の収益数字を公表していない。

同社は、液化施設への原料ガス供給量の減少と貨物の配送量の減少を理由に、第3四半期のLNG生産量予測を前回予測の680万~720万トンから引き下げ、新たに690万~750万トンとした。


Bangladesh News/Financial Express 20250109
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/shell-warns-of-weaker-4th-quarter-lng-oil-trading-1736352688/?date=09-01-2025