[The Daily Star]バングラデシュ消費者協会(CAB)は昨日、政府に対し、ラマダンの終了までVATと追加税(SD)の引き上げを控えるよう要請し、この措置は低・中所得世帯の経済的困難を悪化させると警告した。
この訴えは、国家歳入庁(NBR)が歳入徴収を増やすため、携帯電話やインターネットサービス、医薬品、液化石油(LP)ガス、ビスケット、菓子、生の果物、建設資材など約100の製品とサービスに対するVATとSDを引き上げてから2日後に出された。
この決定は国際通貨基金(IMF)が推奨したと伝えられているが、経済学者、企業、政党、一般市民などさまざまな団体から厳しい批判を受けている。
CABは声明で、2024年を通じて食品インフレが着実に上昇し、12月には約13%に達したことを強調した。協会は、インフレの上昇により、すでに多くの家庭が日用品を買うのに苦労していると指摘した。
CABは、VATとSDの引き上げによりインフレがさらに加速し、悪徳業者に価格を引き上げるための口実を与えることになると懸念を表明した。
3月にラマダンが近づくにつれ、商人たちは油、砂糖、レンズ豆、スパイスなどの必需品を買いだめし始めたと報じられている。冬野菜の価格は下がっているにもかかわらず、米の価格は1キログラムあたり10~15タカ上昇しており、消費者の負担が増しているとCABは述べた。
同協会は、これまでのVAT引き下げの実施における監視の欠如を批判し、消費者ではなく企業グループが措置の恩恵を受けたと主張した。
CABはまた、政府に対し、付加価値税の課税対象を拡大し、脱税を抑制し、間接税の増税で低所得世帯に負担をかけるのではなく、直接税を増額するよう求めた。
同協会は、直ちに対策を取らなければ、特にラマダン期間中、VAT値上げにより社会的弱者の生活が著しく混乱する恐れがあると警告した。
Bangladesh News/The Daily Star 20250113
https://www.thedailystar.net/business/news/consumers-association-calls-withdrawal-vat-hike-3798071
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