米国の中規模銀行は堅調な手数料収入で業界の好調に乗る

[Financial Express]ロイター通信によると、米国の銀行の多くは金曜日、第4四半期の利益が上昇したと報告し、資本市場の回復が融資需要の低迷による打撃を和らげ、業界の連勝記録を伸ばした。

長い間、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなどウォール街の有力銀行の拠点と思われてきた投資銀行業務とトレーディング業務は、堅調な取引環境が有利な手数料の見通しをもたらすことから、中規模銀行にとってますます重要になっている。

AJベルの財務分析責任者ダニー・ヒューソン氏は「取引が猛烈な勢いで復活している」と語った。

投資銀行業務の強化により、中規模銀行は金利上昇で借り手が減退する中での融資需要低下による打撃を和らげることができた。

「次期大統領が規制緩和と減税の約束を実行すれば、2025年の見通しは銀行経営者の間で引き続き大きな期待を生み出すだろう」とヒューソン氏は語った。

トゥルーイストの株価は取引終了前に3%近く上昇し、リージョンズ・ファイナンシャルは0.7%高、ハンティントンは1.2%上昇した。

「トランプ・バンプ」

アナリストらは、法人税の引き下げや規制監督の緩和により、新政権下では投資銀行部門が「トランプ・バンプ」に見舞われ、幹部らの取引遂行に対する自信が高まると予想している。

連邦準備制度理事会による一連の利下げも米国経済の回復力を強固なものにしたが、トランプ次期大統領の関税提案がインフレの急上昇につながるのではないかと懸念する声もある。

「この上昇がどのくらい続くのか、ドナルド・トランプ氏の孤立主義が恩恵となるのか、それとも災いとなるのか、疑問はたくさんあるかもしれないが、ウォール街の銀行の多くが堅調で記録破りの利益を上げているため、現時点では誰もその答えを真剣に考えていない」とヒューソン氏は付け加えた。

それでも、シチズンズ、トゥルーイスト、リージョンズの融資とリースは減少しており、金利がさらに引き下げられない限り低迷が続く可能性がある。

しかし、FRBは今年の利下げはこれまでの予想よりも少ないと予想している。今週初めに発表されたインフレデータは、米国の消費者物価が12月に9か月間で最大の上昇を示したことを示し、この見方を裏付ける可能性がある。


Bangladesh News/Financial Express 20250118
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/us-mid-sized-banks-ride-industry-upswing-on-robust-fee-income-1737130939/?date=18-01-2025