イラン最高裁判所で裁判官2人が射殺される

[Financial Express]テヘラン、1月18日(AFP):テヘランの最高裁判所で18日、銃撃事件が発生し、裁判官2人が死亡したと国営メディアが報じた。

「今朝、銃を持った男が最高裁判所に侵入し、勇敢で経験豊富な裁判官2人を暗殺する計画を立てた。この事件で裁判官2人は殉教した」と司法省のウェブサイト「ミザン・オンライン」は報じた。

ミザン氏は、犯人は銃撃後に「自殺した」と述べた。国営通信社イラン通信は、この攻撃でさらに1人が負傷したと報じた。

ミザン氏は殺害された2人の裁判官がアリ・ラジニ氏とモハマド・モギセ氏であると特定し、両氏は「国家安全保障、スパイ活動、テロに対する犯罪と戦う」事件を担当していたと付け加えた。

司法府報道官のアスガル・ジャハンギル氏は同日遅く、国営テレビで「拳銃を持った人物が裁判官2人の部屋に入り、2人を射殺した」と述べた。

殺害の動機はすぐには明らかにならなかったが、ミザン氏は、犯人は最高裁判所のいかなる事件にも関与していないと述べたが、犯人の身元に関する詳細は明らかにしなかった。

当局は事件の捜査を開始したと述べたとミザン氏は付け加えた。

米財務省によると、68歳のベテラン判事モギセ氏は2019年、「容疑が立証されず証拠が無視される無数の不公平な裁判を監督した」として米国から制裁を受けた。

ミザン氏によると、ラジニ氏(71歳)はイラン司法府でいくつかの重要な役職を務めており、1998年には「彼の車に磁気爆弾を仕掛けた」襲撃者による暗殺未遂事件の標的となったことがある。

裁判官を狙った攻撃はまれだが、イランでは過去数年間、著名人を狙った銃撃事件が数多く発生している。


Bangladesh News/Financial Express 20250119
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/two-judges-shot-dead-at-irans-supreme-court-1737212509/?date=19-01-2025