[The Daily Star]農業普及局によると、ランガプール地域でのタバコ栽培は今年大幅に増加し、現在耕作されている土地は昨年の13,349ヘクタールから19,250ヘクタールに増加した。
同省は、2023年の耕作面積が1万820ヘクタールとなっていることを指摘し、この増加に懸念を表明した。
当局の報告によると、この地域のタバコの60%はラルモニルハットで生産されており、続いてラングプールで20%、ニルファマリで15%、ガイバンダで5%が生産されている。
一方、農家はタバコの栽培増加の理由として、タバコの収益性の高さを挙げている。
アディトマリのティパルバザール村の農家セジャブ・アリさんは、タバコ栽培を昨年の4ビガから今年は7ビガに拡大し、2024年には33マウンドのタバコから27万7,200タカの収益を、8万6,000タカの支出で得る予定だ。
ランガプール・サダールのモミンプール村のベテラン農家、アブドゥル・クアデルさんは39年間タバコを栽培しており、今年は生産量が急増したと指摘する。栽培量を5ビガから10ビガに倍増させた同氏は、この傾向は市場価格の上昇と、種子、肥料、農薬、無利子融資などタバコ会社による支援によるものだとしている。
アディトマリ郡の農業担当官オマール・ファルク氏は、タバコ会社が栽培を奨励していると批判し、栽培は土壌の肥沃度を低下させ、食糧生産を妨げていると述べた。
ランガプールのDAE副所長オバイドゥル・ラーマン・マンダル氏は、タバコ栽培は農家にとっては利益をもたらすものの、土壌、環境、そして人間の健康に害を及ぼすと述べた。
同氏は、タバコ栽培は正式に禁止されていないため農業省は断固たる措置を講じることはできないとし、タバコ栽培の野放図な成長は農業に深刻なリスクをもたらすと付け加えた。ラルモニルハット副長官のHM・ラキブ・ヘイダー氏は、タバコ栽培を抑制する措置は農業省と協議して講じられる予定であり、この問題は上級当局に報告済みであると述べた。
Bangladesh News/The Daily Star 20250121
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/tobacco-cultivation-surge-sparks-alarm-3804436
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