[The Daily Star]インドルピーは水曜日、輸入業者の月末支払いに関連したドル高入札を背景に下落したが、通貨下落に対するヘッジコストの低下も、通貨を悩ませる継続的な逆風に拍車をかけている。
インド標準時午前10時現在、ルピーは米ドルに対して86.5850ルピーで、この日約0.1%下落した。ルピーは今月初めに記録した史上最安値86.6475に手が届く範囲で推移している。
トレーダーらによると、インド準備銀行(RBI)が毎日発表する基準レート(フィックスレート)でドルを買いたいという需要が高まったことで、取引序盤にルピー相場が乱高下した。
一方、インド準備銀行による銀行システムへの流動性注入策によりドル・ルピーのフォワードプレミアムが下落すると、ポートフォリオからの資金流出が続き、トランプ米大統領の関税政策に対する不安が高まる中、ルピーへの圧力が強まる可能性がある。
1か月物のドル・ルピー先物プレミアムは水曜日に1か月以上ぶりの安値15.50パイサを記録し、今月初めに記録した2年超ぶりの高値28.25パイサからほぼ半減した。
同様に、1年物ドル・ルピーの予想利回りは、今月初めに記録した2.74%のピークから約60ベーシスポイント低下した。トレーダーらによると、フォワードプレミアムの低下は輸入業者からのヘッジ需要の増加を促し、ルピーに対する賭けのコストも削減する可能性がある。昨日は過剰反応があったと思うが、今は本当に素晴らしい反発が起こっている。
通貨は1月現在までに1.1%下落しており、これは主要地域の通貨の中で最も大きな下落率となっている。
この日の後半では、米市場時間中に発表される連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定に注目が集まる。FRBは金利を据え置くと広く予想されており、投資家はFRB議長ジェローム・パウエル氏の発言に注目するだろう。
FXアドバイザリー会社CRフォレックスのマネージングディレクター、アミット・パバリ氏は、ドル・ルピー相場は86.20~86.80の間で取引されると予想され、後者が強い抵抗線として機能すると述べた。
Bangladesh News/The Daily Star 20250130
https://www.thedailystar.net/business/global-economy/news/rupee-weakens-3811711
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