[Financial Express]ロンドン、1月30日(ロイター):米国の原油在庫が予想以上に増加したことを受け、原油価格は木曜日も2日連続で下落したが、米国の原油の2大供給国であるメキシコとカナダに対するドナルド・トランプ米大統領の警告関税が引き続き注目されている。
1007 GMT時点でブレント原油先物は43セント(0.6%)安の1バレル76.15ドル。米国産原油先物は46セント(0.6%)安の72.16ドル。米国産原油先物は水曜日に今年最安値で取引を終えた。
「石油に関するすべての懸念は、カナダとメキシコにどのような関税が課されるかにかかっている」と石油ブローカーPVMのアナリスト、ジョン・エバンズ氏は述べた。市場は「貿易制限が発表されると約束されている2月1日以降に何が起こるかに魅了されている」
ホワイトハウスは火曜日、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課すというトランプ大統領の計画を再確認した。水曜日、大統領が商務省長官に指名した人物は、両国がフェンタニルの国境を速やかに閉鎖すれば、この関税を回避できると述べた。
しかし、IGの市場アナリスト、トニー・シカモア氏は、トレーダーらはすでにトランプ大統領の関税を価格に織り込んでおり、「(これが)原油が現在の水準で取引されている主な理由だ」と述べた。
先週、冬の嵐が米国の需要に打撃を与え、精製業者が生産を削減したため、米国の原油在庫は350万バレル増加した。ロイターの調査によると、アナリストらは320万バレルの増加を予想していた。
供給面では、米国の最新の対モスクワ制裁によりロシア西部の港からの原油輸出が圧迫されており、トレーダーらの話やロイターの計算によると、モスクワが精製を強化しているため、2月の原油輸出は1月の計画から8%減少する見込みだ。
ワシントンDCから放送された演説で、トランプ大統領は原油価格の低下と世界的な金利の低下を要求した。
投資家らはまた、2月3日に予定されている石油輸出国機構(OPEC)とロシアを含むその同盟国による会合にも注目している。
カザフスタンは水曜日、このグループは米国の原油生産量を増やすトランプ大統領の取り組みについて議論し、この問題に関して共同の立場を取る予定であると発表した。
Bangladesh News/Financial Express 20250131
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-dips-focus-on-trump-tariff-threats-1738260057/?date=31-01-2025
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