7月の残虐行為に関するビデオや写真1,500件が収集される

[The Daily Star]昨年7月の蜂起中に行われた警察の残虐行為を含む政府主導の残虐行為を記録したビデオ、音声録音、写真を集めてきたデジタルプラットフォーム「バングラデシュ抗議アーカイブ」が昨日、正式に立ち上げを発表した。

2つの非営利団体、バングラデシュの若者のデジタル権利を擁護する「アクティベート・ライツ」と、人権擁護者がビデオを使って不正を暴くのを支援する国際組織「ウィットネス」が共同でこの取り組みに取り組んでいる。

昨日、首都パンタパトのドリックパス・ボボンで開通式が行われた。

バングラデシュ抗議アーカイブは、7月の暴動中の重大な人権侵害のデジタル証拠を使用して、バングラデシュと国際社会の正式なルートを通じて正義を追求することを目指しています。

これまでにソーシャルメディアなどのオープンソースのほか、ジャーナリストや一般の人々から約1,500本のビデオと写真を収集した。

このプラットフォームでは、独立したユーザーが個人的に録画したメディアや信頼できる情報源によって録画されたメディアをウェブサイト(バングラデシュプロテストアーカイブ)にアップロードしてアーカイブに貢献することもできます。

著名な写真家のシャヒドゥル・アラム氏、ダッカを拠点とするファクトチェッカーのカダルディン・シシル氏とミンハジ・アマン氏、研究者のアルタフ・パルベズ氏、そして暫定政府の憲法改革委員会の委員でもある人権擁護活動家のムスタイン・ビラー氏が昨日のイベントで講演した。

番組の司会を務めたアクティベート・ライツの創設者、シューブ・アブドラ氏は、アーカイブは当初、7月の暴動中に起きた人権侵害の視覚的証拠に焦点を当てる予定だと語った。

「このアーカイブは、正義を追求し、バングラデシュの歴史におけるこの重要な時期が忘れ去られないようにし、人権侵害の責任者が責任を問われるようにする上で役立つ可能性がある」と彼は付け加えた。

カダルディン・シシル氏は、多くの動画が政府軍やソーシャルメディアプラットフォームによって削除されたため、動画収集に障害が生じたと述べた。

「7月にさまざまな地域で行われた一斉捜索で、警察官らが家宅捜索を行い、携帯電話やデジタル機器を押収し、目撃者の動画を組織的に削除した」と彼は語った。

同氏は、ソーシャルメディアプラットフォームも、過激な内容のため、あるいは協調的な報道のため、動画を削除したと付け加えた。

「これまでに、約1,500本のビデオと写真が収集されました。実際の数はもっと多いです。現在、私たちの任務は、ビデオを分析し、ケースごとに確実な調査を行うことです」と彼は語った。

さらに、国際大学のジェノサイド研究の研究者の中には、このアーカイブを学術目的で利用することに関心を示している人もいると述べた。

ミンハジ・アマン氏は、バングラデシュのメディアのほとんどが強力なアーカイブを欠いていることを指摘し、なぜ彼らの任務が他の国と異なるのかを説明した。

「他の国では、主流メディアがこうしたアーカイブの主な情報源となっている。しかし、プロトム・アロとデイリー・スターを除く、ここのメディアの大半は充実したアーカイブを持っていない」と同氏は述べ、ソーシャルメディアからより多くのメディアを収集し、検証プロセスを長引かせているのはそのためだと付け加えた。

研究者のアルタフ・パルベズ氏は、バングラデシュの新聞は7月の蜂起の出来事を記録する上で重要な役割を果たしており、蜂起の記録を残す上で貴重なものとなるだろうと述べた。

シャヒドゥル・アラム氏は、「暴動中、多くの人が携帯電話で動画や写真を記録した。重要でないと考える人もいるかもしれないが、暴力や犯罪の犯人を特定する上でこれらは極めて重要になる可能性がある」と述べた。

シャヒドゥル・アラム氏はいくつかの例を挙げ、今後バングラデシュのどの政権下でもこのような深刻な人権侵害が起きないようにするために、アーカイブの作業に携わる人々と文書を共有するよう人々に呼びかけた。


Bangladesh News/The Daily Star 20250202
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/1500-videos-photos-july-atrocities-collected-3813956