トランプ政権の政策が引き続き価格を押し下げ、原油価格は小幅上昇

[Financial Express]ロンドン、2月6日(ロイター):サウジアラビアの国営石油会社が3月限の原油価格を大幅に引き上げたことを受け、原油価格は木曜日に小幅上昇したが、前日の指標ブレント原油の下落をほとんど相殺しなかった。

ブレント原油先物は12時51分時点で28セント(0.4%)上昇し、1バレル74.89ドルとなった。米ウエスト・テキサス・インターミディエイト原油は29セント(0.4%)上昇し、71.32ドルとなった。

原油価格は水曜日、米国の原油とガソリンの在庫の大幅な増加が需要の弱まりを示唆し、投資家らがエネルギー製品への関税を含む米中貿易関税の新たなラウンドの影響を検討したことから、2%以上急落した。

ドナルド・トランプ氏が米国大統領に就任する5日前の1月15日以来、価格は約10パーセント下落している。

BMIのアナリストらは木曜日のメモで「市場が関税措置をはじめ、トランプ大統領の新たな政策姿勢の影響を急いで評価する中、今後数週間から数カ月にわたり価格が大きく変動すると予想される」と述べた。

世界最大の石油輸出国サウジアラムコがアジアの買い手向けに価格を大幅に引き上げたことで、水曜日の売り急落は食い止められた。

IGの市場アナリスト、トニー・シカモア氏は「前夜の売りとサウジのニュースを受けて、70~68ドル付近の強力なサポートバンドを前に空売りをカバーするトレーダーによる買いが入る可能性が高い」と述べた。

トランプ大統領は中国に対して迅速に関税を課したが、これまでのところ選挙戦での脅しには及ばなかった。

中国政府は火曜日、米国産原油、液化天然ガス、石炭の輸入に対する関税を発表して対応したが、中国の米国からの購入量は比較的少なく、新たな措置の影響は鈍っている。

BMIは「一部の関税措置は原油価格に上昇圧力をかける可能性があるが、世界経済に悪影響を及ぼす可能性があることや、トランプ大統領がエネルギー分野に例外措置(供給への影響を抑えるため)を提供する意向を示していることを考えると、総合的な影響は弱気になる可能性が高い」と述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20250207
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-firms-slightly-as-trump-policies-continue-to-drag-on-prices-1738865912/?date=07-02-2025