[Financial Express]パリ、2月9日(AFP):イーロン・マスク氏とドナルド・トランプ米大統領との関係改善、欧州極右政党への支持、多様性政策への攻撃は、欧州の購入者をテスラから遠ざける可能性があるとアナリストらは指摘している。
ドイツとフランスの両国では、電気自動車の先駆者であるテスラの自動車の販売台数が2025年1月に前年比で半減した一方、テスラを標的とした一連の散発的な事件が、購入者や業界アナリストの間で同様に警鐘を鳴らしている。
「マスク氏の行動と関わりを持ちたい人は誰もいない」とドイツの自動車業界専門家フェルディナント・デュデンホッファー氏は言う。だが、同ブランドとその社長は「ほぼ切り離せない関係」だと同氏は付け加えた。ドイツでは特に反発が強く、マスク氏は極右政党「ドイツのための新しい選択肢」への強い支持を表明しているが、ナチスの過去が依然として敏感な問題である同国では政治的タブーとなっている。
「イーロンが発狂する前にこの車を買った」というメッセージを書いたステッカーが、米国と同様にドイツのテスラ車にも貼られ始めた。
世界一の富豪であるマスク氏は、トランプ大統領の集会でのジェスチャーでナチス式敬礼に似ていると批判され、騒動を巻き起こしたが、テスラの最高経営責任者(CEO)はこれを否定している。
1月末、活動家らはベルリン近郊のテスラ工場の外壁にマスク氏のジェスチャーと「ハイル」という言葉の巨大な映像を投影した。
「ドイツは歴史に対して依然として非常に敏感であり、テスラの消費者が環境問題に関心を持っていることを考慮すると、マスク氏の政治的発言は潜在的に有害である」とドイツの自動車アナリスト、マティアス・シュミット氏は述べた。
「この車はいいよ」と60歳のエンリコ・パラノさんはテスラについて語った。
Bangladesh News/Financial Express 20250210
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/musk-risks-putting-eu-buyers-off-tesla-1739123935/?date=10-02-2025
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