LDCの卒業を10~12年延期するIPPS

LDCの卒業を10~12年延期するIPPS
[The Daily Star]非営利団体の知的財産政策研究(IPPS)は昨日、同国政府に対し、後発開発途上国(LDC)の地位からの卒業を少なくとも10年から12年延期するよう求めた。

同プラットフォームによると、バングラデシュはLDC卒業後の教育、研究、環境、医療、知的財産などさまざまな分野への影響をまだ適切に評価していない。

同国はまた、二国間、地域的、世界的な協定や契約に関して必要な措置を講じていないとも付け加えた。

同団体は、ダッカのバングラデシュ報道研究所(PIB)で開催された、バングラデシュが開発途上国となるまでの道のりの課題に関するセミナーでこの呼びかけを行った。

「バングラデシュが後発開発途上国から発展途上国へ卒業するための前提条件を適切に理解、実施、適用しなければ、開発の名の下に災難を招く恐れがある」とIPPS事務局長のタスリマ・ジャハン氏は述べた。

バングラデシュは発展途上国として、世界貿易機関(WTO)と知的所有権の貿易関連の側面(TRIPS)協定の条項を遵守する義務を負う。さらに、現在LDCとして享受している特定の利益や免除も受けられなくなると彼女は付け加えた。

「我々はすでにLDC卒業に関わるすべての関係省庁に申請書を送り、少なくとも10年から12年の延期を要請した」とIPPSのモハマド・シャフィクル・ラーマン会長は語った。

「暫定政府がこれを考慮することを期待する」と彼は付け加えた。

バングラデシュは2026年11月にLDCから発展途上国へ移行する予定だが、企業は政府が率先して移行を延期するよう求めている。

先月、バングラデシュ工業会議所(BCI)も政府に対し、LDC卒業を少なくとも3年間延期するよう求め、「卒業を延期しなければ、経済は大規模な崩壊に直面するだろう」と述べた。

彼らはまた、追放されたアワミ連盟政府が、LDC卒業を誇張した経済統計に基づいて達成のように見せようとしたと非難した。

12月、教育計画顧問のワヒドゥディン・マフムード氏は、バングラデシュにはLDCカテゴリーからの卒業を延期する選択肢はないと述べた。

これに先立ち、バングラデシュの経済状況に関する白書を作成した委員会のメンバーも、LDC卒業を延期しないよう政府に勧告していた。


Bangladesh News/The Daily Star 20250210
https://www.thedailystar.net/business/news/ipps-deferring-ldc-graduation-10-12-years-3820096