[Financial Express]ベルリン、2月11日(AFP):汚職監視団体トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)は火曜日の報告書で、汚職が気候変動対策における国際協力を「妨げる」恐れがあると警告した。
2024年の「腐敗認識指数」では、国連の気候サミットの開催国として、あるいは気温上昇によるリスクが最も高い国として気候変動対策に取り組んでいる多くの国で、評価が低いか、以前よりも悪化していることが示された。
「腐敗した勢力は政策を形作るだけでなく、しばしば政策を指示し、抑制と均衡を破壊している」とトランスペアレンシー・インターナショナルのCEO、マイラ・マルティーニ氏は声明で述べた。
「意味のある気候変動対策が完全に妨げられる前に、腐敗を早急に根絶しなければならない。」
同団体は、汚職により地球温暖化対策に充てられるはずの資金が他の目的に転用され、環境規制の実施が弱まる可能性があると指摘した。
年次報告書では、公的部門の汚職リスクが高いと認識されている国には、0~100のスケールで低いスコアが割り当てられている。
例えば、今年の国連COP30気候変動会議の開催国であるブラジルは、34という史上最低の評価を受けた。
前回の国際気候行動サミットの開催国である石油生産国アゼルバイジャンの得点はわずか22点だった。
一方、2023年に自国が主催するCOPの議長に国営石油会社のトップを任命したアラブ首長国連邦は、68点と比較的良いスコアを獲得した。
報告書はまた、カナダ(75)、ニュージーランド(83)、米国(65)など、交渉で主導的な役割を担うことが多かった裕福な国々のスコアが低下していることも強調した。
報告書は、これらの国々の腐敗が「世界の進歩を最も損なっている」と指摘。「これらの国々は、野心的な気候目標の達成を主導し、排出量を大規模に削減し、世界規模で回復力を構築する最大の責任を負っている」と報告書は述べた。
気候変動の影響を最も受けている国の中には、南スーダン(8位)、ソマリア(9位)、ベネズエラ(10位)など、指数のスコアが最悪だった国も含まれている。
「社会的に疎外された人々は通常、異常気象や汚染に適応する選択肢が少なく、政府の支援を最も必要としている」と報告書は述べている。
Bangladesh News/Financial Express 20250212
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/corruption-threatens-climate-action-warns-ti-1739289671/?date=12-02-2025
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