スポットLNG貨物3種の入札が再発行

[Financial Express]国営ルパンタリタ・プラクリティク・ガス・カンパニー(RPGCL)は、3月5日~6日と3月10日~11日の受け渡し期間に3つのスポット液化天然ガス(LNG)貨物を購入する入札を再発行した。

RPGCLの幹部は、国営ペトロバングラが3月5日~6日のLNG貨物1隻と3月10日~11日のLNG貨物2隻を購入する予定だと語った。

RPGCLは当初、過去数週間にわたってこれらの入札を別々に実施していたが、1件の入札者数が不十分で、残りの入札についても100万英国熱量単位あたり15.5米ドルを超える高価格の見積りが出されたため、入札を取り消したと当局者は述べた。

政府は、特にラマダン月間のエネルギー需要の高まりに対応するため、3月に合計4回のスポットLNGカーゴを購入する計画を立てている。イスラム教のラマダン月は、月の見え方次第で3月1日または2日に始まる予定である。

ラマダンとその後の数ヶ月間は、灌漑と夏季の需要増加に対応するため、エネルギー需要が増加する。入札者は、LNG貨物をベンガル湾のモヘシュカリ島に輸送し、同島にある同国の2つの浮体式貯蔵再ガス化ユニット(FSRU)のいずれかで貨物を降ろすオプションがある。

RPGCLは国営バングラデシュ石油・ガス・鉱物公社(ペトロバングラ)の完全子会社であり、バングラデシュにおけるLNG取引を監督している。

スポットLNG貨物1個あたりの量は約336万ッムブツとなる。RPGCL関係者によると、バングラデシュはこれまで、最新のスポットLNG貨物入札を、2月13日~14日の納品期間でヴィトルアジア株式会社に1ッムブツあたり13.82米ドルで発注していた。

バングラデシュは、スポットLNG貨物とは別に、稼働中の2隻のFSRUでの再ガス化のために、既存の2つの長期LNG供給業者であるカタールガスとOQトレーディング・インターナショナルからLNGを輸入している。

当局者らによると、バングラデシュは国内の天然ガス生産量が減少する中、産業、発電所、その他ガスを大量に消費する消費者からの高まる需要に応えるためLNG輸入を増やすという以前の計画の一環として、スポット市場からのLNG輸入量を増やす計画を立てているという。

ペトロバングラの幹部は、同社は合計115のLNG貨物を輸入する計画だと語った。内訳はスポット市場から59、長期供給者から56で、前年比33.72%の増加となる。

同当局者は、昨年、同国は合計86隻のLNGを輸入したと付け加えた。うち56隻は長期供給元から、30隻はスポット市場から輸入された。

同国は過去3年間、既存の長期LNG供給業者2社から同数(56個)のLNGを輸入している。2025年の長期LNG総量のうち、カタールガスが40個、OQトレーディングが16個を供給する。LNG貨物の標準サイズは13万8000立方メートルである。

現在の市場価格を考慮すると、バングラデシュは国際市場からスポットLNG貨物1個を輸入するのに4,500万~5,000万米ドルを支払わなければならない。

ペトロバングラの2月13日現在の公式データによると、同国全体の天然ガス生産量は現在2,686 ミリグラム前後で推移しており、そのうち約781 ミリグラムが再ガス化されたLNGである。

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Bangladesh News/Financial Express 20250216
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