インドの精製業者、価格高騰でパーム油の注文をキャンセル

[Financial Express]ムンバイ、2月20日(ロイター):インドの精製業者は、マレーシアの基準価格の高騰とインドでの精製マージンのマイナスにより、3月から6月にかけて納入予定だった原油パーム油(CPO)7万トンの注文をキャンセルしたと、業界筋4人が明らかにした。

世界最大のパーム油輸入国であるマレーシアの精製業者は、マレーシアのパーム油先物が4週間で11%以上上昇したことを受けて、木曜日の4万トンを含む過去3日間の生産量をキャンセルした。

インドのキャンセルはマレーシアのパーム油価格の上昇を抑制する可能性があるが、一部の精製業者が大豆油に切り替えているため、大豆油価格を押し上げる可能性もある。

業界筋は報道機関に話す権限がないため、匿名を条件に話した。

東海岸で製油所を運営し、3月納入分のパーム油の出荷をキャンセルしたあるインド人バイヤーは、インド国内の精製マージンのマイナスと海外価格の高騰により、パーム油を輸入するのではなく、サプライヤーに売り戻して利益を確保するのが理にかなっていると語った。

価格に敏感なアジアのバイヤーは、コストが安く輸送時間が短いため、従来はパーム油に頼ってきた。しかし、最近の価格上昇により、パーム油は世界市場で大豆油よりも高値で取引されるようになった。植物油仲介業者サンビン・グループのサンディープ・バジョリア最高経営責任者は、2月から3月にかけてインドに大豆油が流入し、価格がパーム油よりわずかに安いことから、一部の精製業者はパーム油の購入を取り止め、大豆油に切り替えたと述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20250221
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/indian-refiners-cancel-palm-oil-orders-due-to-price-surge-1740070896/?date=21-02-2025