コーネル大学の研究によると、BDは定期的に賃金を見直す必要がある

[Financial Express]コーネル大学の政策概要によると、バングラデシュは最低賃金で働いているアパレル労働者の収入が現在のインフレ率で年々減少しているため、賃金決定プロセスを毎年見直す必要があるという。

コーネル大学ILRスクールの一部門であるグローバル労働研究所(GLI)が最近発表した「待ちのゲーム:バングラデシュのアパレル産業における最低賃金の設定」と題する報告書では、5つの提言がなされている。

勧告には、最低賃金の年次見直しを制度化することや、2023年に設定された最低賃金の見直しを2025年に実施することを発表することなどが含まれている。

独立した定量的研究と行動に取り組んでいるGLIは、新政府が労働法と労働慣行の大幅な改正を計画する中、バングラデシュの国家最低賃金設定政策を簡単に分析した。

研究者らは、5年ごとに賃金を見直す長年の最低賃金政策が、高インフレと相まって、労働者よりも雇用主に有利になっていると指摘している。

さらに、バングラデシュの労働者の賃金の現地の「購買力」は、競合するアパレル生産国の労働者のそれよりも大幅に低いと指摘した。

労働集約型部門における人件費の上昇は業界の競争力を低下させるという雇用主の主張に対して、報告書は、これを裏付ける証拠はなく、近年のベトナム、インドネシア、カンボジアなどの経験がその主張を覆すものであることを示した。

同紙はデータを引用し、アパレルブランドや小売業者による大幅な賃金引き上げや定期的な賃金設定プロセスの推進は効果がなく、2023年の賃金改定と2024年のハシナ政権の崩壊が再び業界の注目を集めていると述べた。

その結果、研究者らはバングラデシュ政府に対し、最低賃金制度を簡素化し、賃金を毎年調整するよう求めている。また、「労働組合連盟が選出した真の労働組合代表を賃金委員会に任命する」ことも勧告している。

コーネル大学国際関係論研究所のジェイソン・ジャッド事務局長は木曜日、フィナンシャル・タイムズに対し、カンボジアのアパレル産業は賃金と生産高の伸びからバングラデシュが見習うべき良い例だと説明した。

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Bangladesh News/Financial Express 20250221
https://today.thefinancialexpress.com.bd/last-page/bd-should-review-wages-routinely-says-cornell-study-1740083828/?date=21-02-2025