トランプ大統領がシェブロンのベネズエラでの採掘権を失効させた後、原油価格が上昇

[Financial Express]ロイター通信によると、ドナルド・トランプ米大統領が米石油大手シェブロンにベネズエラでの操業許可を取り消したことを受けて供給懸念が再浮上し、原油価格は木曜日に1%以上上昇した。

しかし、ウクライナの和平合意の可能性の兆候(ロシアの原油流入増加につながる可能性がある)と、米国のガソリンと留出油の在庫の予想外の増加により、値上がりは抑制された。

ブレント原油先物は、12時40分時点で86セント(1.19%)上昇し、1バレル73.39ドル。米ウエスト・テキサス・インターミディエート原油先物は78セント(1.14%)上昇し、69.40ドル。

契約は前回の取引で12月10日以来の最低値で決済された。

PVMのアナリスト、タマス・バルガ氏は「トランプ大統領がシェブロンのベネズエラ産原油輸出許可を取り消したため、原油価格は今朝、2カ月ぶりの安値付近で安定している」と述べた。

シェブロンのライセンス取得のニュースは、同社がベネズエラ産原油を輸出できなくなることを意味する。また、ベネズエラの国営石油会社PDVSAがシェブロンが以前輸出していた原油を輸出した場合、米国の制裁により米国の製油所はそれを買うことができなくなる。

「シェブロンの撤退によりベネズエラの(原油)生産量が減り、OPECに増産の余地が生まれる可能性がある。そうなれば、米国沿岸部の精製業者は調達コストの上昇を余儀なくされる可能性がある」とTDカウエンのアナリストらはメモで述べた。

アナリストらは、OPECが供給を増やさなければ重質原油価格が上昇し、米国の精製業者に打撃を与える可能性があると指摘した。

シェブロンはベネズエラの事業所から1日あたり約24万バレルの原油を輸出しており、これは同国の全石油生産量の4分の1以上に相当する。ロシアとウクライナの和平協定を促進する取り組みへのトランプ大統領の関与も注目されている。


Bangladesh News/Financial Express 20250228
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-climbs-after-trump-cancels-chevrons-venezuela-licence-1740673151/?date=28-02-2025