[Financial Express]エティハド航空は3月に10億ドル相当の新規株式公開の開始を発表する予定であると関係者が明らかにした。
アラビアン・ポスト紙によると、これは航空業界にとって重要な節目となるもので、湾岸の大手航空会社による株式公開はほぼ20年ぶりとなる。
アブダビの政府系ファンドADQが100%所有するこの航空会社は、事業の20%を株式公開し、調達した資金を拡大計画の加速に充てる予定だ。
株式公開の決定は、世界の航空業界でより強力なプレーヤーとしての地位を確立したいというエティハド航空の野心を浮き彫りにするものだ。
この動きはまた、同地域での注目度の高い上場の波を受けて、湾岸諸国の企業の間でIPOを通じて資金を調達する傾向が高まっていることを強調している。
中東では近年、石油収入への依存を減らすという同地域の広範な取り組みと足並みを揃え、多様化と経済成長への欲求に後押しされてIPO活動が急増している。
エティハド航空が自社の株式を一般投資家に公開するという決定は、同社の運営能力を高め、地域および海外のライバルとより効果的に競争することを目的とした、より大規模な戦略の一環である。
同航空会社の計画には、世界の主要市場で高まる需要に応えるために、機材の拡大、フライト頻度の増加、さらには新たな路線の追加も含まれている。
このIPOは、航空業界、特に湾岸地域で起きている幅広い変化も反映している。エミレーツ航空やカタール航空など、この地域の航空会社は、市場シェア拡大を目指して、積極的に航空機に投資し、ネットワークを拡大している。エティハド航空が株式公開企業になる動きは、同航空会社が同業他社と競争しながら、地域大手航空会社としての地位を固めようとしている中でのことだ。
同航空会社は、航空旅行需要が回復し、航空部門が力強い回復を遂げているため、投資家が同社の成長見通しに惹かれると確信していると伝えられている。
Bangladesh News/Financial Express 20250301
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/etihad-airways-plans-1b-ipo-to-fuel-expansion-1740764461/?date=01-03-2025
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