米国、不法滞在のバングラデシュ人を国外追放へ

米国、不法滞在のバングラデシュ人を国外追放へ
[The Daily Star]トランプ政権は、強化された移民政策の一環として、米国に不法滞在するバングラデシュ人を本国に送還する決定をバングラデシュに通知した。

「ダッカの米国大使館は最近、この件をバングラデシュ当局に通知した」と外務省当局者は昨日デイリー・スター紙に語った。

これを受けて、内務省は水曜日に帰還手続きについて協議する省庁間会議を開催した。会議の議長は内務省顧問のジャハンギル・アラム・チョウドリー陸軍中将(退役)が務めた。

同省当局者は、米国当局は送還手続きにおいて適切な手続きに従い、送還対象者に手錠をかけることは避けるべきだと強調した。

「米国の場合、不法滞在のバングラデシュ人は大きな問題ではない。書類を持たずに滞在しているバングラデシュ人は多くない」と外務省当局者は語った。

同氏は、米国は以前にも不法滞在のバングラデシュ人を本国送還しており、これは特にバングラデシュを標的とした新たな政策ではないと付け加えた。

トランプ政権は選挙公約に従い、1月20日に不法移民の国外追放を命じる大統領令を発令した。

米国の不法移民のほとんどはメキシコや南米諸国から来ているが、インドを中心にパキスタンやバングラデシュなど南アジア諸国からの移民も相当数いる。

大まかな推計によれば、米国には約100万人のバングラデシュ出身移民がおり、そのうちのごく一部が不法移民である可能性がある。

「米国ではなく、欧州、特に英国には相当数の不法移民がいる。彼らが送還されるのは目新しいことではない。だから、特別なことではない。だから、不必要なパニックを起こさないようにしましょう」と、別の外務省当局者は同紙に語った。


Bangladesh News/The Daily Star 20250307
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/diplomacy/news/us-deport-undocumented-bangladeshis-3840961