[Financial Express]ニューヨーク、3月10日(ロイター):JPモルガンはウォール街の同業ゴールドマン・サックスとともに、ドイツの財政緩和改革を背景にユーロ圏の経済成長が2025年に押し上げられるとの見通しを示した。
ゴールドマンと同様に、JPMは成長率が0.1パーセントポイント上昇して0.8パーセントになると予想している。2026年については、JPMは0.3パーセントポイント上昇して1.2パーセントの成長を予想している。
「今回の修正は主にドイツによるものだが、波及効果と若干緩和された財政政策により、他の地域でも若干の経済成長の加速が見込まれる」とJPMのエコノミストらは金曜遅くのメモで述べた。
先週、ドイツの新政権樹立に向けた協議に参加した政党は、防衛費やインフラ支出を賄うために、ほぼ1兆ユーロの借り入れ増につながる財政規則の緩和に取り組むことで合意した。
しかし、同証券会社は、トランプ大統領の関税政策による不確実性が今後数カ月の経済成長を圧迫する可能性があると警告し、ユーロ圏のインフレ率は今年と来年に若干上昇すると予想した。
欧州中央銀行(ECB)は6月以来6度目の利下げを行い、木曜日に預金金利を2.5%に引き下げたが、貿易戦争や国防費の増大がインフレを加速させるリスクなど「驚異的な不確実性」を警告し、来月金融緩和を一時停止する可能性を高めた。
JPMは同じメモで、ECBが4月に25ベーシスポイントの利下げを行うと予想していたが、そうではないと述べた。同社は今年の利下げを6月と9月の2回のみと予想しており、以前の予想では3回の利下げを行っていた。
「米国が欧州製品に関税を課す可能性により、4月に対面での会合が開かれ、再び連続協議方式に戻るリスクがあることを指摘する」とJPMは付け加えた。
Bangladesh News/Financial Express 20250311
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/jpmorgan-joins-goldman-hikes-euro-areas-2025-economic-growth-forecast-1741629540/?date=11-03-2025
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