世界の株式ファンドは貿易摩擦で需要が減少すると予測

世界の株式ファンドは貿易摩擦で需要が減少すると予測
[Financial Express]ロイター通信は、米国の関税と貿易戦争の激化に対する懸念から世界的に株式が売られる中、3月12日までの1週間、世界の株式ファンドの需要は弱まったと報じている。

LSEGリッパーのデータによると、投資家が今週、世界の株式ファンドに投資した資金はわずか32億1000万ドルで、2月の週間平均流入額116億ドルから大幅に減少した。

欧州株式ファンドは、米国製品に対するEUの報復関税により貿易摩擦が激化したため、今週最も売りが目立ち、投資家は52億9000万ドルの純引き出しに至った。これは8週間ぶりの純流出額である。

しかし、米国およびアジアの株式ファンドには小幅な純流入があった。

セクター別株式ファンドは2週連続で純流出額45億ドルを記録し、投資家は過去最高の36億7000万ドル相当のテクノロジーファンドを売却した。

投資家の警戒感が高まったことで安全資産への資金流入が促進され、債券ファンドには103億7000万ドルの純流入が見られ、11週連続となった。

短期債券ファンドには77億8000万ドルの純流入があり、これは2カ月ぶりの週間流入額となった。投資家らはまた、純額で国債ファンド25億ドル分と社債ファンド11億ドル分を買い漁った。

金および貴金属商品ファンドは5週連続で人気があり、今週は約7億9,400万ドル相当の純投資を集めた。一方、エネルギー分野のファンドは2,600万ドル相当の純投資を失った。

新興市場ファンド29,594件のデータによると、株式ファンドは3週間の純購入を経て、10億5,000万ドル相当の純売却となった。一方、債券ファンドは10週連続の純増加で3億2,900万ドルを確保した。


Bangladesh News/Financial Express 20250315
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/global-equity-funds-see-declining-demand-on-trade-tensions-1741974849/?date=15-03-2025